「株式投資に興味はあるけれど、どの銘柄を買えばいいのかわからない……」と悩んでいる人は多いはずです。そのような場合、「業界トップの企業」に投資する方法も有力な選択肢の一つです。本記事では、年収450万円・35歳の会社員が、10年前の2016年に購入したトヨタ自動車の株式が現在いくらになっているのかを、FPが試算します。
年収450万円・35歳の会社員、10年前に最低単元で「トヨタ株」を買ったが…今いくらになっている?【FPが試算】 (※写真はイメージです/PIXTA)

 

なぜ2.5倍に?円安だけではない「トヨタ株の上昇」を支えた要因

プリウス
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

この10年間でトヨタ株が約2.5倍に成長した背景には、次のような要因が挙げられます。

 

・ハイブリッド車(HEV)の好調:北米・中国を中心に販売台数が増加

・バリューチェーン収益の拡大:新車販売後の金融・メンテナンスなどで営業利益2兆円規模に成長

・高い商品力:「もっといいクルマづくり」による商品力強化で世界的需要を獲得

・株主還元の強化:配当金を1株あたり42円(2016年3月期)→95円(2026年3月期予想)へ増配

・円安の追い風:ドル円=110円前後→150円台へ円安が進行。海外売上比率84%で円換算ベースの利益を押し上げ

 

このように、トヨタ自動車の株価は、円安による外部要因だけではなく、「商品力の強化」と「収益源の多様化」、さらには積極的な株主還元策によって、中長期的に成長してきたと考えられます。

 

また、静岡県裾野市で進められているトヨタの実験都市「ウーブン・シティ(Woven City)」の取り組みは、生活空間そのものを変える可能性を秘めた大規模プロジェクトとして注目されています。

 

このような「未来への投資」も、将来の収益拡大への期待を通じて、株価の評価を下支えする材料となっている可能性があります。

 

 

トヨタ株への投資から学ぶ「株式投資の本質」

国内の上場企業は約3,900社にのぼるため、株式投資を始める際、どの銘柄を選べばよいのか迷うのも当然です。

 

そのような場合は、「業界トップの企業」に投資する方法も有力な選択肢の一つです。

 

圧倒的な商品力と販売力、技術力、ブランド力など、競合他社が簡単には真似できない優位性を備えていることが多いため、不況で市場全体が下落する局面でも、年金基金などの機関投資家からの買いが入りやすく、底堅い値動きが期待できます。

 

投資の世界で「たられば」は禁物ですが、伊藤さんのように、身近にある業界トップの企業を見つけて投資しておけば、5年や10年といった中長期では、株価上昇の恩恵を受けられる可能性があります。

 

株価が短期間で10倍以上に急騰する「テンバガー」のような値動きは期待しにくいかもしれませんが、資産を着実に増やしたいと考えている方は、今後の株式投資の参考にしていただけたら幸いです。

 

ファイナンシャルプランナー

近藤 章仁

 

 

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