(※写真はイメージです/PIXTA)
お客様の「感性」が発端の場合は「ていねいにお詫びする」一択
〈基本〉
【店員の接客態度に対するクレーム】
「さようでございますか。たいへん申し訳ございません」
※事実確認ができないので、全面的なお詫びをする
【商品イメージと実物のギャップに対するクレーム】
「さようでございますか。カタログにはお届けした商品の写真を掲載しておりますが、たしかに色合いが違っているようにも感じます。ご迷惑をおかけいたしまして、たいへん申し訳ございません」
※お客様の感性を否定せず、返品などに応じるかどうかを検討する
クレームの原因は、主に「商品」「サービス」「人」にありますが、なかでも接遇に関するクレームは際立って多くなっています。
「昨日、お店に行ったんだけれど、店員さんの態度がなっていない!」
こうしたクレームで注意しなければならないのは、水掛け論にならないことです。店員の態度が本当に悪かったのかどうか、電話を受けた人にはわかりません。同じ会社の仲間としては「そんなはずはない」と、かばいたくなるかもしれませんが、「さようでございますか。たいへん申し訳ございません」と、全面的なお詫びをします。
また、商品カタログを見て商品を注文したお客様から、「写真のイメージと全然違う!」といったクレームが寄せられることもあります。このケースも、お客様の主観によるものですが、その感性を否定することはできません。「さようでございますか。カタログにはお届けした商品の写真を掲載しておりますが、たしかに色合いが違っているようにも感じます。ご迷惑をおかけいたしまして、たいへん申し訳ございません」などとお詫びします。
尾形 圭子
株式会社ヒューマンディスカバリー 代表取締役