(※写真はイメージです/PIXTA)
クレームは「あなたの問題」ではなく「会社の問題」
〈基本〉
※罵詈雑言を浴びせられたら
「私が責められているのでない」と心のなかで念じる
※早口で苦情をまくしたてられたら
一呼吸おいて気持ちを落ち着かせてから、ゆっくり話し始める(早口になると、感情が入りやすい)
電話に出たとたん、「いったい、どうなってるんだ!」と、受話器から怒声が響くことがあります。あるいは、「ばかやろう」など、日常生活ではめったに聞かない暴言を浴びせられることもあるかもしれません。クレーム対応の経験が浅い人は、こうした罵詈雑言に対して“免疫力”がないため、その言葉だけでヘコんでしまうのではないでしょうか?
しかし、あなたが冷静さを失ってしまっては、クレームはますます拡大します。早期解決を焦って、判断を誤ることは珍しくありません。
そこで、まず自分の気持ちをコントロールしてください。こちらが落ち着いて対応すれば、相手も徐々に落ち着きを取り戻すものです。そのための秘訣は、クレームを自分のこととして受け止めるのではなく、会社の問題として受け止めることです。責められているのは、あなたではないのです。こう考えるだけで、冷静な判断力を取り戻すことができるでしょう。
また、早口で苦情をまくしたてるお客様もいます。すると、ついそのペースに巻き込まれて感情的になってしまうことがありますが、一呼吸おいてから話し始めるようにします。