(※写真はイメージです/PIXTA)
お金の教養は人生の選択肢を広げる
老後のお金は、長期的な視点で計画的に準備していきましょう。iDeCoやNISAなどの、少額から始められる税制優遇制度を活用するのも一つの方法です。毎月5万円ずつ20年間積立投資を行って、年3%の利回りが得られるとします。そうすると、20年後には、元本1,200万円、運用収益442万円、合計1,642万円の資金を蓄えることができるのです。
将来の老齢年金がいくら受け取れるか見込額を知るには、日本年金機構のねんきんネットにアクセスしてシミュレーションを行い、確認することができます。定年退職後も、健康で長く働くことができるスキルを身につけられるように、ご自身に投資をすることも必要ですね。
「子どもたちに、できる限りのことをしてあげたい」と思うと、かけるお金の上限を見積もるのは難しくなります。これからのご家族のライフイベントを書き出して、大まかな予算を決めてみてはいかがでしょうか。これくらいなら使っても大丈夫、というお金がみえてくるに違いありません。
「無駄遣いをしたら、将来の計画が崩れるんじゃないか」と考え、完璧な節約を目指そうとしているうちに、お金を使うことがストレスになることがあります。「いろいろなことを学んでおくべきだった」「もっと子どもに向きあってあげればよかった」などと、あとになって悔やむことがないように、お金の貯め方と使い方のバランスを検討してみましょう。
〈参考〉
ハローワークインターネットサービス 支給額
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_basicbenefit.html
ハローワークインターネットサービス 基本手当の所定給付日数
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_benefitdays.html
全国健康保険協会
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/sb3040/r139/
日本FP協会
https://www.jafp.or.jp/know/lifeplan/indication/
金融庁 つみたてシミュレーター
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/tsumitate-simulator/
日本年金機構 ねんきんネット
https://www.nenkin.go.jp/n_net/
藤原 洋子
FP dream
代表FP