(※写真はイメージです/PIXTA)

駐車場投資は、初期費用を抑えつつ遊休地を活用できる投資手法として知られています。しかし、需要が立地に左右されやすく、固定資産税が高いなどのデメリットもあります。本コラムでは、駐車場投資のメリットやデメリットのほか、駐車場投資を成功させるためのポイントを詳しく解説します。

不動産投資について
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駐車場投資とは?

(画像:PIXTA)
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駐車場投資とは、土地を駐車スペースとして貸し出すことで収益を得る不動産投資の一種です。まずは、駐車場投資に関する基本的な知識を解説します。

 

駐車場の種類(コインパーキング・月極駐車場)の違いと特徴

駐車場投資には主に「コインパーキング」と「月極駐車場」の2種類があります。

 

コインパーキングは駐車スペースを時間単位で貸し出す運用形態です。繁華街や駅の近く、商業施設周辺など、利用者の回転が早く立地条件が良ければ高い収益性が期待できます。

 

一方で、月極駐車場は駐車スペースを月単位で貸し出す運用形態です。長期間の契約を結ぶため、安定的な賃料収入が見込めます。住宅街やオフィス街、大型マンションの付近など、一定の利用者が見込まれるエリアでは長期利用の需要が高まるため、長期的な収益を重視する人に向いています。

 

どちらを選ぶかは、所有する土地の立地や投資スタイル、収益の目標によって異なるため、慎重に検討するようにしましょう。

 

管理方法の違いと特徴

駐車場投資における管理方法には、「自主管理方式」「管理委託方式」「一括借り上げ方式」の3つがあります。

自主管理は、オーナーが契約手続きや利用者対応、清掃などすべての運営・管理業務を自ら行う方法です。手間はかかるものの管理手数料を支払う必要がないため、費用を抑えることができます。時間に余裕があり、管理にも関わりたいという人に向いています。

 

管理委託は、管理業務を管理会社に委託する方法です。管理手数料の支払いが発生しますが、日常的な対応やトラブル処理を代行してもらえるため、手間をかけずに運用したい人に適しています。

 

一括借り上げは、所有している土地を管理(運営)会社に貸し出す方法です。稼働率に関係なく一定の収入が得られる反面、基本的に管理会社から受け取る収入は、利用者が支払う駐車料金よりも低く設定されます。この方法は一般的にコインパーキングで利用されます。

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