(※写真はイメージです/PIXTA)

トランクルーム経営は、他の不動産投資と比較して低コストで始められることから土地活用を目的とした不動産投資初心者にも人気があります。一方で、「儲からない」と評価されることもあります。本コラムでは、トランクルーム経営が「儲からない」と言われる理由や、トランクルーム経営のメリット・デメリット、トランクルーム経営に向いている人の特徴を詳しく解説します。

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トランクルーム経営とは?

(画像:PIXTA)
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トランクルーム経営とは、個人や企業に対して荷物を保管するスペースを貸し出す不動産ビジネスの一種になります。他の不動産投資のなかでも比較的小規模の土地を活用して始められることや、初期費用が安く、高い利益率を目指せる投資方法として注目されています。運営方法に応じてリスクの大きさも調整しやすいのが特徴です。

 

ただし、「トランクルーム経営は儲からない」と評価されることも多く、立地選びや収支シミュレーションを誤ると予期せぬ損失を被る可能性もあります。そのためトランクルーム経営を行うにあたっては、事前にしっかりと周辺の調査や収支計画を立てることが重要です。

トランクルーム経営の種類

トランクルーム経営は、2つの設置方法といくつかの運営方法に分けられているため、それぞれの特徴を理解して選択する必要があります。

 

まず設置方法については、屋外にコンテナを設置する「屋外型」と、建物内を区画で分ける「屋内型」に分けられます。屋外型は土地が広い郊外に設置されることが多く、個人が土地活用として始める際に利用されます。屋内型は都市部でビル内のスペースやパーテーション等で区切ってそれぞれ利用者に貸し出します。ビル内のテナントが空いており、なかなか利用者が決まらない場合などに活用されることがあります。

 

屋外型と屋内型それぞれのメリット・デメリットを簡単にまとめると、次の通りです。

次に、運営方法は主に「自主管理」「管理委託方式」「一括借上方式」「事業用定期借地方式」の4種類に分けられ、一般的には自主管理方式以外の運営方法が選ばれることが多いです。

運営方法の違いにより、収益性やリスクが大きく異なるため、管理業務に割ける時間やリスク許容度に応じて、柔軟に検討しましょう。

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