(※写真はイメージです/PIXTA)
1.面積と夢を広げた駐車場とガレージ
2台を駐車できるスペースで、将来を見据えて電気自動車の充電コンセントも設置。シャッターを開けると大ガレージで、作業と収納スペースを確保。ガレージから室内に入れるようになっている。
2.使い勝手を考えた動線の広さ
玄関からの廊下は1.8m幅。将来手すりをつけることも想定。キッチンは両サイドから入れるようにし、アイランドキッチン風にしている。各所、造作家具で収納も確保している。
3.2つの目的を叶える空間づくり
リビングは床板と畳で和洋が融合した空間。畳にちゃぶ台を置き、ダイニングとしての役割にも。キッチンカウンターはワーキングスペースにもなる。寝室は壁面にデスクと棚を設置し、ワーキングスペースも兼用。
4.広さを演出する扉や壁収納
室内の扉をハイタイプのものにすることで空間が広く感じられる。スライド式の扉にすることで開閉時の圧がない。壁面には造作家具を随所に設置し、立体的にスペースを有効活用している。
間取りはシミュレーションで念入りに…ヒアリング、プラン提案、修正を繰り返す
多くの人にとって家づくりははじめての体験。設計図を見て、それが自分に合っているかどうかを判断するのは難しいでしょう。実際に何百軒も家づくりした私たちでも、あとから違ったアイデアが出てくることもしばしばです。常にバージョンやグレードアップをはかっているわけです。
事例の家は、オーナーが大工さんなので多数の事例を知っており、また長期的に設計を練り直してきたものです。よって理想どおりの家が完成しました。では、一般の人が同じような家づくりができないかというとそうではありません。建設的な進め方をしていくことで、理想の家になります。その過程で理想よりよくなる点も多々あります。
家づくりの過程は、ライフプラン作成から始まります。ここで住宅会社と念入りに話し合いをしてください。その後、資金計画と照らし合わせて土地が決まり、今度は建物の話し合いを行います。その内容に基づいて設計図が引かれるわけですが、ここで間取りのシミュレーションがあれば、実際の生活をイメージできるでしょう。間取りはCADシステムなどで画像や映像によって確認することが可能です。ここで重要なのが、疑問が生じたらなんでも質問すること。住宅会社にとってはその質問がヒントになり、新たな提案ができます。このやりとりを繰り返していくことで、理想にどんどん近づいていけるわけです。
また、設計の変更や修正によって資金計画も見直しが必要になります。仮に予定よりも費用が上回る場合、費用を抑えられる部分を探す作業も始まります。目的を断念しなくても実現できる手段はあります。当然のことながら、実績や選択肢が豊富な住宅会社のほうが、目的を果たしやすいでしょう。
家づくりの流れ(注文住宅)
1.申し込み
2.初回ヒアリング
3.資金計画
4.建物のヒアリング
5.土地探し
6.資金計画
7.プラン提案
8.ヒアリング
9.再提案・詳細見積もり
10.契約
ヒアリングでは生活のイメージを伝えることが有効。家族とどのように暮らしていくかで、間取りや設備も変わってくる。



