限られた土地の中に理想の住まいを実現させるのは至難の業です。平松建築株式会社・代表取締役の平松明展氏の著書『住んでよかった家 理想の暮らしがずっと続く15の空間』（KADOKAWA）より、広いガレージと駐車場、そして二世帯が快適に暮らす居住スペース両立させた事例を紹介します。スペースの有効活用、そして家族全員が満足できる住まいとは？ みていきましょう。
（※写真はイメージです／PIXTA）
ガレージが中心の家…住んでよかったオーナーの声
家を建てようとしたきっかけは？
住んでいた家が古くなり、環境面にストレスを感じていました。子どもに残せる家をつくりたいという気持ちも大きかったです。
家づくりで優先したことは？
楽しく生活できる家、具体的には間取りです。広いガレージを設置したのも、遊び心を大切にしたかったからです。ずっと遊べて飽きのこない家を求めました。
住宅会社からの提案でよかったことは？
年中、空気がきれいなところですね。太陽光発電を設置したこともあって、電気代がかなり下がりました。売電収入もあるので、電気代は発生していないようなものです。
住んでみて「よかった」と感じることは？
冬が暖かいこと。以前の家では暖房をつけていないと白い息が出ていましたが、今はまったく寒くありません。朝、布団から出るつらさがなくなりましたから。あとガレージは仕事場でもあるので、公私とも充実しています。
家族はどう感じている？
においがないことに喜んでいます。あと2階に生活空間をまとめているので、楽に暮らせますね。家に遊びにきた友だちは、みんなガレージをあこがれの目で見てくれます。家族とも友人とも楽しめる空間になりました。
「こうしておけばよかった」という点は？
まだ見つかっていません。この先も見つからないかも。外壁はシルバーのガルバリウム鋼板ですが、100年、なにもしなくてもいいんじゃないかと思っているくらい将来も安心です。
人生において「家」とは？
自分のアイデンティティですかね。ここでどうやって生活するかを考えることが楽しいです。
平松 明展
平松建築株式会社
代表取締役
