(※写真はイメージです/PIXTA)
耐震性・耐久性・断熱性・通気性・気密性・省エネ性…すべての性能を高める
「高性能=快適」、「高性能=家の価値が継続」と捉えてよいと思います。ただし、耐震性・耐久性・断熱性・通気性・気密性・省エネ性のどれか1つでも低いと計算式が成り立ちません。性能は住んでみないとわからない、また耐震性は災害が起こらないとわからないかもしれません。その際は法律で設定されている基準で理解することになりますが、断熱性と通気性は、家に入った瞬間に感じられる性能です。室温はもちろん、湿気を感じない空間は、これらの性能が高いです。逆に不快に感じたら性能が低いかもしれないと疑ってもよいでしょう。
建材や設備の価値、デザイン性、利便性は人それぞれで感じ方が違います。家を手放すとき、その家の価値を出口価値といいますが、これは性能によって決まってきます。高性能住宅は“いい家”と捉えてよいでしょう。長期優良住宅は、“いい家”の状態が100年先まで継続される家。その期間の住み心地が保証され、さらに売る価値が残り続けているのです。
平松 明展
平松建築株式会社
代表取締役

