(※写真はイメージです/PIXTA)

不動産投資を検討している方の中には、バルク売りという販売形式を見たことがあるかもしれません。その定義やメリット・デメリットについて詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。そこで本コラムでは、バルク売りの概念、バルク売り物件のメリットやデメリット、そして効果的な探し方について詳しく解説します。本コラムを読み、高利回りの可能性や運営権の確保、出口戦略の柔軟性など、バルク売りならではの特性を理解することで、より賢明な投資判断を行うことができるでしょう。

バルク売り物件を購入する際に確認すべきこと

(画像:PIXTA)
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前述した通り、バルク売り物件には物件の質が低い場合があるため、購入を検討する際には以下のようなことを確認しましょう。

 

・マンション運営の管理状況を確認する

・問題のある物件が混ざっていないか

 

マンション運営の管理状況を確認する

バルク売り物件を購入する際には、マンションの管理状況を詳細に確認することが重要です。管理組合の運営状況が適切でない場合、建物全体の資産価値や居住環境に悪影響を及ぼす可能性があります。具体的には以下のような項目を確認しましょう。

 

問題のある物件が混ざっていないかを確認する

一般的な不動産投資と同様に、マンションの立地や築年数などの前提条件はすべて確認してリスクを把握しましょう。また、前述した通りバルク売り物件は複数戸を一括でまとめて販売するため、良質な物件と問題のある物件が混ざっている可能性があります。そのため、立地条件や築年数の確認に加えて、以下のような調査が追加で必要になります。

 

・各物件の設備の状態や過去の修繕履歴、管理状況などを確認する

・なぜバルク売りされているのか理由を確認する

 

このようにバルク売り物件の場合、立地条件や築年数などの確認だけでは不十分な面があります。一つ一つ物件を丁寧に確認することで、バルク売り物件に潜在するリスクを最小限に抑えることができます。

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