マイホーム購入にあたって多くの人が申し込む「住宅ローン」。審査に落ちても基本的に銀行側は否決理由を教えてくれません。しかしなかには、不動産業者などが「ヒント」をくれることもあるようで……。本記事では、田川さん(仮名)の事例とともに、住宅ローン審査に関わる信用情報についてFP事務所MoneySmith代表の吉野裕一氏が解説します。※個人の特定を避けるため、事例の一部を改変しています。
銀行員「申し訳ありません。お断りします」…月収70万円・36歳大企業サラリーマン、6,500万円・タワマンの住宅ローン審査“否決”に猛抗議→不動産会社が回りくどく教えてくれたこと【FPの助言】 (※写真はイメージです/PIXTA)

うっかり事故は一生残るのか?

この事故情報はずっと影響するのかというと、そうではなく、5年が過ぎれば情報は削除されます。今回の場合は、ほかに問題がなさそうだったので、支払いが数回遅れたことが信用情報に事故情報として登録されていたと思われます。

 

信用情報に事故情報が登録されているか確認することも可能で、日本信用情報機構(JICC)に開示請求をすることができます。スマートフォンで申請することが可能で、スマートフォンが利用できない方は郵送での手続きとなり、1,000円~1,300円の手数料が必要となります。

 

最近ではキャッシュレス決済が当たり前のようになってきて、利用する頻度も増えていると思います。自分の使った額を把握するように、クレジットカード会社のホームページやアプリなどを確認して、残高不足にならないように心がけることも大切です。

 

引落額が確定したときにメールでお知らせをするというサービスを行っているところも多いと思いますので、通知がきたときにも金額を把握する癖をつけておきたいですね。

 

 

 

吉野 裕一

FP事務所MoneySmith

代表