(※写真はイメージです/PIXTA)

空き家を放置すると、不動産という資産を眠らせてしまうだけでなく、固定資産税の支払いなどのコストが生じてしまいます。また、場合によっては罰金や強制収去などの罰則を受ける可能性があります。そこで本コラムでは、空き家はなぜ活用したほうがいいのか、具体的な活用方法、活用時の注意点などを詳しく解説します。

空き家を活用する際の注意点

(画像:PIXTA)
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最後に、空き家を活用する際の注意点を3つ紹介します。これらのポイントをしっかり押さえ、慎重に検討を進めるようにしましょう。

 

収支シミュレーションを徹底する

空き家を活用する際にどの方法をとっても綿密な収支計画を策定しましょう。特に賃貸物件として活用する場合は、地域の賃貸需要や家賃相場を徹底的に調査する必要があります。

 

また、空室期間や維持管理費用、将来的な修繕費用なども考慮に入れなければなりません。さらに、固定資産税や火災保険料、管理会社への委託費用なども計上し、より現実的な収支計画を立てることが重要です。

 

最終的な着地点を決めておく

空き家活用を始める前に、将来的な出口戦略を明確にしておくことが重要です。例えば、一時的に賃貸物件として活用した後に売却するのか、あるいは建て替えて長期的な運用を行うのかによって、初期の改修範囲や投資額が大きく変わってきます。

 

また、相続を見据えた活用計画の場合は、将来の相続人との協議も必要となります。活用方法を決める際は、5年後、10年後の建物の状態や市場環境の変化なども考慮に入れ、計画的に進めることをおすすめします。

 

行政やNPOにも相談する

空き家活用に関しては、行政やNPO法人による様々な支援制度があります。例えば東京都では、空き家の適正管理、利活用、除却など、状況に応じた支援施策を展開しています。また、自治体によっては、改修費用の補助や、空き家バンクによる活用希望者とのマッチング支援なども行っています。

 

さらに、空き家活用支援を専門とするNPO法人も全国各地で活動しており、専門的なアドバイスや地域のニーズに合わせた活用提案を受けることができます。これらの支援制度を上手く活用することで、より効果的な空き家活用を実現しましょう。

 

 

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