大学受験シーズンも本番。これまでの努力がしっかりと叶うことを願うばかりですが、複雑な心境を抱えている受験生の親も。みていきましょう。
お父さん、大事な話があるんだ…月収47万円・51歳サラリーマン、東京の有名私大に通う自慢の長男から「衝撃告白」に絶句「何かの間違いでは?」

東京で暮らす大学生の息子に「仕送り月13万円」

受験シーズンもピークに達していますが、そろばん勘定が止まらない受験生の親。子どもたちの合格を信じつつ、“その後”を考えると胃がキリキリする人も珍しくないでしょう。国公立大学でも初年度、100万円弱の出費は覚悟しなければならず、さらに自宅外から通うとなると、毎月の仕送りも考えないとなりません。

 

【入学先別初年度の教育費】

国立大学…28.2万円/53.6万円/81.8万円

公立大学…39.1万円/53.6万円/92.8万円

私立大学文系…22.6万円/81.5万円/14.8万円/118.9万円

私立大学理系…25.1万円/113.6万円/117.9万円/156.6万円

私立大学医歯系…107.6万円/288.3万円/93.1万円/489.1万円

※国公立大学数値、左から、入学費/授業料/初年度教育費

※私立大学数値、左から、入学費/授業料/施設設備費/初年度教育費

 

教育費の総額は、国公立で自宅生が480万円、下宿生で810万円。私立文系で自宅生が670万円、下宿生が980万円、私立理系で自宅生が810万円、下宿生で1,100万円……大き過ぎる出費です。

 

岡田崇さん(仮名・52歳)。長男が大学進学を機に上京。通うのは有名私大の理系学部。学費のほか、毎月13万円の仕送りをしています。

 

――まさか私たちの子どもが一流の大学に受かるなんて……本当自慢の息子ですよ。でも給与があがらないし、本当に大変ですよ

 

岡田さんの月収は48万円。手取りにすると、月36.7万円。対し、長男の学費と仕送りを月換算すると26万円。残り、10万円強。とても家計は成り立たず、岡田さんの妻もパート勤めで家計を支えています。

 

全国大学生活協同組合連合会の調査では、大学・下宿生の仕送りは平均70,120円(2023年)。一方日本学生支援機構の調査によると平均9万1,408円。7万~9万円が、ひとり暮らしをする大学生の子どもへの平均的な仕送り額といえそう。そのようななか、毎月13万円の仕送り……多すぎるのでは?