「条件のよい物件」を手に入れるコツ
1. 所有する土地にアパートを建築する
所有する土地にアパートを建築する場合、立地がアパート経営に適しているかを考える必要があります。例えば、駅から遠い土地にアパートを建築した場合、最初の1~2年は入居者がついても、3年目以降は空室が発生してしまうことが少なくありません。
アパート経営において、もっとも重要なのは駅までの距離。駅から近い立地であれば、空室リスクが低くなります。
しかし、土地を所有している方は少なく、よほど良い立地でなければ、アパート経営には不向きです。新たに土地を購入するにしても、良い土地はすぐに売れてしまうため、市場に出ている物件は、条件に合わない売れ残りがほとんど。
また、建物が完成するまでの間は家賃収入がないため、ローン返済の負担が増え、より多くの自己資金が必要になります。
2. 建築済みのアパートを購入する
アパートオーナーの大半は、ポータルサイトで物件を検索して、建築済みのアパートを購入しています。物件を購入するうえで、確認してほしいのは仲介手数料の有無。
例えば、1億円のアパートの場合、アパート建築会社(売主)から購入すれば、仲介手数料はかかりません。しかし、不動産仲介会社から購入すると、仲介手数料が300万円ほどかかるため、多くの自己資金が必要になります。
一方で、不動産仲介会社のメリットは、幅広い物件を紹介できること。売主の場合は、自社で建築した物件しか販売できないため、偏った物件を紹介される可能性がありますが、不動産仲介会社であれば、要望に合わせた物件を紹介してくれます。
建築済みのアパートを購入するときは、物件だけでなく、仲介手数料や諸費用、購入後のアフターフォローなどをしっかり確認しましょう。
3. 市場に出ていない未公開物件を手に入れる
ポータルサイトにも良い物件が掲載されることがありますが、本当に良い物件は公開される前に売れてしまうのが現状です。信頼できる会社を選び、公開前の最新情報を手に入れることができれば、より条件の良い物件を購入することができます。