
5.モバイルアプリがFX開始の後押しになる可能性
FX口座を開設したのに取引をしていない人に、取引を始めるきっかけになりそうなものについて質問しました。
最も多いのは「使いやすいモバイルアプリ」で23.7%、これに「スプレッドの低さ」が20.6%、「充実した学習コンテンツ」が19.1%で続いています。
取引を有利に進めやすくなるスプレッドや、知識不足の解消につながる学習コンテンツなどを押さえて、モバイルアプリが1位となりました。モバイルアプリはいつでもどこでも使える手軽さが特徴であり、ユーザーにとって「すぐに始められること」が最も重要であることがうかがえます。
取引を始めていない理由に「時間がない/忙しい」が上位に入ったことも踏まえると、ユーザーが取引を始めるには、使いやすいモバイルアプリがあることも重要な要素になるといえそうです。
6.FXの練習アプリを「知らない/使ったことはない」人が76.9%
FX口座を開設したものの取引を行っていない人を対象に、FXの練習アプリの認知度と使用状況を調査しました。練習アプリとは、過去のチャートを再生しながら本番に近い形でFXのトレードを練習できるツールで、リスクなしで短時間に多くの取引体験ができる特徴があります。
上のグラフの通り、「練習アプリは知っているが、使ったことはない」が53.5%、「練習アプリの存在を知らない」が23.4%で、合わせて76.9%の人が練習アプリを使ったことがないという結果です。一方、「現在、練習アプリを使っている」人は10.2%、「使ったことはあるが、もうやめた」人は12.9%となっています。
このことからは、多くの人が取引を始める前の練習機会を逃しているといえるでしょう。過去に実施したFX練習アプリに関する調査では、多くの人が練習アプリの使用でスキル向上や収益増加の効果を実感しているという結果が出ています。
練習アプリはユーザーのFXに対する理解を深め、実際の取引開始への不安を軽減できると考えられます。口座を開設しているのに取引を始めていない人は、練習アプリを利用することで取引開始に踏み出せることでしょう。