
【参考情報】取引を始めていない人の口座開設理由
取引を始めていない人に口座開設理由を質問したところ、以下のような結果となりました。
1位は「手軽に始めやすそうだから」の24.3%で、2位との差は4.0%となりました。2位以下は僅差ですが、「短時間で利益を出せそうだから」が20.3%、「将来の資産形成に不安を感じたので」が19.7%、「金融/経済/投資に関する経験を積むため」が19.1%、「キャンペーンが魅力的だったから」が18.8%で続いています。
この結果からは、口座を開設しても取引を始めない人には、軽い気持ちでとりあえず口座開設した人が多いといえそうです。また、キャンペーンを主目的に口座開設して、取引に移行していない人が一定数存在する点も注目されます。
2.入金経験のある人が74.8%、ただし入金額は少額
次のグラフは、FX口座開設後に入金したことがあるかを質問した結果をまとめたものです。
入金したことがない人は25.2%で、残りの74.8%は入金したことがあるという結果です。取引をしたことがないものの、入金のステップまでは進んでいる人が多数を占めています。
入金をしたことがある人の入金額は、「10万円未満」が26.2%、「10万円~30万円未満」が20.6%、「30万円~50万円未満」が13.5%と、少額が多数という結果です。
一方、「100万円~200万円未満」は3.4%、「200万円以上」は3.4%で、100万円以上の入金をしたことがある人を合計しても、わずか6.8%にとどまっています。
以上のことから、口座開設したものの取引をしていない人は、入金のステップまでは進みやすいものの、入金額は少額にとどまりやすいといえそうです。
3.取引を始めていない理由は「知識不足」が27.1%で最も多い
続いて、FX口座を開設したのに取引を始めていない理由について質問した結果です。
1位は「知識が不足している」で27.1%、2位は「FXはリスクが高そうで怖い」で22.8%でした。3位と4位は僅差で、「時間がない/忙しい」が20.0%、「取引経験がないため不安」が19.7%という結果です。5位以下とは差が開いており、この4つに回答が集まっています。
この結果からは、取引開始には、FXに関する基礎知識を学習できる機会や、正しいリスク管理の知識を身に付けられる環境が大切といえそうです。また、デモ取引やトレード練習アプリを通じて、本番に近い形でFXを体験することも有効といえるでしょう。
4.取引開始に前向きな人が72.3%
次のグラフは、FX口座を開設をしたのに取引をしていない人に、今後取引を始める可能性を聞いた結果です。
「可能性は非常に高い」が37.5%、「可能性はある」は34.8%で、72.3%が今後の取引開始に対してポジティブな回答をしました。一方、「可能性は全くない」は9.8%、「可能性はあまりない」は17.8%で、ネガティブな回答は27.7%にとどまっています。
この結果からは、口座開設をしているものの取引をしていない人は、将来的に取引を開始する意欲がある人が多いようです。