
高ステータスのクレジットカードを求める若者
ラグジュアリーカードは2008年にBlack Card LLC(後にLuxury Card LLCに改称)によって米国で創業。金属製カードで、Mastercard最上位ブランド「ワールドエリート」を採用しています。最高レベルのコンシェルジュサービスや豪華な特典などを提供します。年会費は高額ですが、その分最上級のおもてなしを受けられます。
Aさんは、学生時代から就職したてのころ、商品等を購入したときにポイントをため、貯まったポイントを活用するポイ活をしていました。ポイ活はお金の代わりに支払いに使えるものもあります。収入の少ない学生時代は、クレジットカードにも限度があるため、同じ店で購入しポイントを貯めるなど、提携店で使えるポイントカードを利用しながらポイントを貯め、お得にポイ活をしていました。
そんなAさんは営業職に就職。5年目となると出張で週1回ほど全国の支社や取引先を行き来するようになります。あるとき、取引先の上役の方と同席する機会があり、ホテルのラウンジで打ち合わせをしました。帰り際の会計時にさりげなくラグジュアリーカードを提示するのを見て、珍しい金属製カードだと目を惹きました。
帰りの電車で、ネット検索してみると富裕層向けの高ステータスカードであることがわかりました。詳細をみてみると、カードの特典に大きな魅力を感じます。ポイ活もいいけれど、買い物がいつも同じ店もしくは提携店に限られてしまいマンネリ化していると感じていたのに加え、仕事が忙しくポイントを気にして過ごすことに疲弊していたところもありました。Aさんの月収は35万円。年収は500万円です。「自分もカードを作れるのかな……」と申し込みしたところ、あっけなく審査が通り、びっくりします。