(※写真はイメージです/PIXTA)

不動産の売却を検討している方で、「専任媒介契約」で依頼を検討している方もいるのではないでしょうか。媒介契約は、一般媒介・専任媒介・専属専任媒介と3種類ありますが、初めて不動産売却をする人におすすめされることが多いのは専任媒介契約です。しかし、特徴を理解していないと売却までに時間を要してしまう場合もあるため、基本的な知識をしっかりと理解しておくことが大切です。本コラムでは、専任媒介契約の特徴や、メリット・デメリット、専任媒介契約が向いている人・向いていない人の特徴をわかりやすく解説します。

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専任媒介契約がおすすめの人・おすすめではない人

ここまでは、専任媒介契約の概要や、メリット・デメリットを紹介しました。3種類の媒介契約には、それぞれ異なる特徴・義務があるため、どの媒介契約を選ぶかは、不動産売却の成否を左右するため、慎重に検討を重ねる必要があります。

 

最後に、専任媒介契約がおすすめの人・おすすめではない人の一般的な例を紹介するので、契約形態選びの参考にしてみてください。

 

専任媒介契約がおすすめの人

専任媒介契約は、次のような人におすすめです。

 

  • 不動産売買の経験が少ない人
  • 売却状況の情報を共有してほしい人
  • 自己発見取引の可能性がある人
  • 売却にかかる手間を減らしたい人

 

専任媒介契約は、不動産売買の経験が少なく、不動産会社のサポートを受けたい人には特におすすめです。一般媒介契約よりも不動産会社による積極的な売却活動を期待でき、2週間以内に1度は売却活動状況報告も受けられます。また、専属専任媒介とは異なり自己発見取引も可能であるため、状況に応じて幅広い選択ができるのも魅力です。

 

専任媒介契約がおすすめではない人

一般的に、専任媒介契約は次のような人にはおすすめできません。

 

  • 需要の高いある物件を売却したい人
  • 複数の業者に売却を依頼したい人
  • 長期的にじっくり買い手を探したい人

 

新築物件や駅近物件などの需要が高い物件を売却したい人や、複数の不動産会社に依頼して競争を促したい人、長期的にじっくり買主を探したい場合には、より柔軟に対応できる一般媒介契約のほうがおすすめです。

 

また、自己発見取引の可能性が全くなく、すべての売却活動を不動産会社に一任したい場合には、1週間以内に1度の売却活動状況報告が受けられる専属専任媒介契約の方が適している場合もあります。

 

どの形態の媒介契約を選ぶべきかについては、物件の特性や売り手のニーズによっても変わってくるため、契約のタイプ選びの段階から専門家に相談することもおすすめです。

 

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