中国の英語教育
中国では2001年から小学校に英語が導入され、大都市では小学1年生から、それ以外の地域でも3年生から、週4回を目安に英語教育が行われています。高校3年生までの12年間で一貫した指導体制をつくっており、入門段階では英語に対する興味を養い、「英語は楽しい」というイメージを持たせるために、遊びや歌、ダンス、劇などを通して初歩的なコミュニケーションがとれるように工夫しています。最初のうちは、英語だけでなく中国語も授業で使われますが、高学年では英語だけで授業をすることが理想とされています。
このような教育体制により、中国の小学6年生は、日本の中学3年生程度の「話せて書ける」英語力を身につけられると言われています。
韓国の英語教育
韓国では1997年に英語が必修化され、小学3年生から週に2回、小学5年生からは週に3回の英語の授業が行われています。英語専門の教師とネイティブスピーカーの2人態勢で、3年生のうちから「聞く」「話す」「読む」授業が行われているようです。
韓国の英語教育で特徴的なのが英語専用の特別教室である「イングリッシュ・センター」です。イングリッシュ・センターには、飛行機の中やスーパー、カフェ、病院などを再現したコーナーが設けられ、生きた英語を学べる工夫がされています。
また、学校以外でも、ネイティブスピーカーとリアルな会話ができる機会を随所に設けています。英語の課外授業やネイティブスピーカーと話せる「英語体験センター」などが無料で週に数回利用でき、政府や自治体による「英語キャンプ」や「海外研修プログラム」、フィリピンへの留学もさかんです。
中内 玲子
日英バイリンガル幼稚園Sora International Preschool
創立者