東京・港区ベイエリアのタワマンにすむ妻の結論…子育てするには少々厳しい
結婚2年目だという池田さんですが、夫はコンサルティング会社に勤める6つ年上。月収85万円、年収は1,500万円ほどで、優雅なタワマン生活を謳歌しています。ただ2LDKで家賃は27万円――少々、身の丈にあっていないのでは?
――この家は夫が決めました。会社から近いこと、何よりも「一度、タワマンの高層階に住んでみたかった」という、夫の希望でした
【池田さんの夫の月収と手取り(推定)】
額面収入…850,000円
手取り…570,553円
(天引き内訳)
所得税…112,647円
住民税…60,725円
健康保険…41,500円
厚生年金…59,475円
雇用保険…5,100円
手取りの半分が家賃で消えてしまう現状。タワマン暮らしというと近所付き合いで出費が増えると聞きますが、「うちのマンションにはファミリーが少ないですし、近くに知り合いもいないので……タワマンの高層階で暮らしていますが、生活自体は質素だと思いますよ」と池田さん。残るお金も大きいので経済的な負担は何ひとつないといいます。
またタワマンのネガティブな意見に対しては、「タワマンによるのでは」と一蹴。
Q.地震のときは揺れない?
A.大きな地震に遭ったことはありませんが、ここは免震なので、思ったほど揺れないかと
Q.停電のときは困らない?
A.今まで一度も停電になっていないので
Q.エレベーター待ちでイライラしそう
A.あまり他の住民と一緒にはならない。ストレスを感じたことはないです
世界一般的なネガティブなイメージからは程遠い、快適なタワマン暮らし。かと思いきや、「世間のイメージの通りのところもあります」と池田さん。「もちろん、これもタワマンによると思いますが」の枕詞のあとに、タワマンの欠点として「狭さ」をあげます。
――とにかく狭いです。私は田舎育ちなので、余計に部屋の狭さは気になります
2LDKで60平米ほどの広さ。15畳のリビングに、6畳の寝室。もうひとつの部屋は4畳ほど。東京・都心では十分な広さかもしれませんが、一般的に都心のマンションは「家賃の割に狭い」が基本。タワマンというプレミアム価格が乗ると、余計にそう感じるかもしれません。
――収納も少なく、これからモノがどんどん増えていくのに、どこにしまえばいいのでしょう
夫婦二人暮らしであれば問題ありませんが、子育てには正直、不向きな物件だったようで、すでに不都合がいろいろと勃発。子どもが小さいので、安全面においても懸念があります。一度、郊外への引越しを提案したものの、出勤時間が長くなるからと真剣に相手にはされなかったといいます。また子どもの教育の点でも、都心のほうが有利だと夫は主張します。
確かに、中学受験進学率でみると、港区は東京23区のなかで3位。公立小学校に通う児童の4割以上が、中学受験を経て私立中学に進学しています。同じ23区であっても上位と下位では30ポイント近い差があります。子の将来を見据えて、都心で子育てをしたいという池田さんの夫の意見にも納得です(関連記事:『東京23区「私立中学進学率」ランキング1~23位』)。
――私も仕事復帰することを考えたら通勤は便利なんですけど、子育てを一番に考えたい。ただでさえ子育てはストレスなのに、家が狭いだけでさらにストレスが溜まります
イライラモードの池田さん。これはタワマンのせいなのか、子育てに非協力的な夫のせいなのか……。
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