健康診断で血管の不調を知ろう

血管はあなたの健康の重要なライフラインですが、実に厄介なのが血管の不調は気づきにくい点です。血管が硬くなったり、不要なものがこびりついたりしても、私たちはもちろん見ることができませんし、なかなか知覚できません。手足がしびれる、胸が苦しい、ろれつが回らないなどの自覚症状が出てきたときには、すでに動脈硬化が進んでいる状態です。


だから血管の病気は始末が悪いといわれるんです。そのため、自覚症状が出る前から血管の健康に意識を向けることが重要なわけですが、そんなことができるのは一握り。普通は「あなたの血管マズいかもしれません」と言っても「え? どこも痛くないのに?」とどこ吹く風です。そこで効果的なのが、自身の体の状態を目に見える数値で知ることです。


つまりは健康診断ですね。正常でない数値を目の当たりにすると、いやが応でも意識に変化が出てくるものです。しかし、医師や看護師の方々も1日に何人もの診断をしなければならないので、1人ひとりに懇切丁寧にその数値の意味を説明している時間がないかもしれません。


つまり、自分を気遣えるのは自分自身。ある程度、気をつけるべき項目や数値の見方を知っておくようにしてほしいのです。