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不動産投資の主なリスク
不動産投資の主なリスクは以下の6つです。
それぞれの内容について、詳しく説明します。
空室リスク
不動産投資における大きなリスクの一つに、空室リスクが挙げられます。物件を購入したものの、入居者が見つからなかったり、一度退去された後に新たな入居者が見つからなかったりすると、収入が途切れることになります。空室期間が延びると、ローン返済や固定資産税など、物件の維持に必要なコストが負担となります。人口が減少したり高齢化が進んだりする地域では、空室リスクはさらに高まる傾向があります。
それでは、空室率はどの程度なのでしょうか。総務省統計局が5年ごとに発表している「住宅・土地統計調査」は、日本の住宅・不動産に関する最大規模の調査です。
『平成30年住宅・土地統計調査』によると、2018年の日本の総住宅数6,240万7千戸のうち、居住世帯のある住宅は5,361万6千戸(85.9%)、居住世帯のない住宅は879万1千戸(14.1%)となっています。居住世帯のない住宅のうち、空き家は848万9千戸で、2013年から29万3千戸(3.6%)増加しました。そして、総住宅数に占める空き家率は13.6%で、2013年から0.1ポイント上昇し、過去最高を記録しています。
入居者リスク
入居者を見つけることができたとしても、家賃の滞納、物件の損傷、近隣住民との問題など、入居者に起因するトラブルが生じるリスクが存在します。これらのトラブルに対処するためには、時間、労力、そして金銭的なコストが発生する可能性があるため、十分な注意が必要です。
修繕リスク
不動産は時間とともに劣化するため、定期的な修繕が欠かせません。屋根や外壁の塗り直し、設備の交換など、修繕には予想外の費用がかかることがあります。特に、老朽化が進んだ物件や設備では、大規模な修繕が必要となる場合もあります。適切な修繕費用の見積もりを行い、それを収支計画に組み込むことで、予期せぬ出費のリスクを避けることが重要です。