障害者のきょうだいを持つケースは珍しくありません。こうした障害者は通常、親が面倒をみることになりますが、「親亡き後」はどうなるでしょうか? 本記事では、高橋恵子さん(仮名)の事例とともに、親亡き後の問題について、FP dream代表FPの藤原洋子氏が解説します。
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障害のある子とそのきょうだいの「親亡き後」

障害のあるお子さんが、親の亡くなったあとどのようにしたらよいのか抱え込んでしまっても、堂々巡りになって時間ばかりが過ぎてしまうということになりかねません。親が元気なうちからさまざまな情報を得るために行動を起こしましょう。施設に入れるかどうかも慎重に検討しておきたい事柄です。親がいつまでも元気でいられることはないので、本人と地域との接点を増やしたり、「支援者とのつながり」を作ったりしておくことが必要です。

 

それが、母親にとっては恵子さんでした。ケアが必要なのは優子さんだけではないことを忘れてはいけません。孤独を抱え、生きづらさを感じやすいきょうだい児に対する、情報提供や支援体制の整備も非常に重要です。

 

参考

厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40511.html

 

社会福祉法人 岡崎市社会福祉協議会 親亡き後

https://okazaki-shakyo.jp/afterdeath.html

 

厚生労働省 令和5年度障害者雇用実態調査結果報告書P13  (10)賃金の状況

https://www.mhlw.go.jp/content/11601000/001233721.pdf

 

一般社団法人 信託協会 特定贈与信託

https://www.shintaku-kyokai.or.jp/products/public_interest/public_interest/specific_gift.html

 

全国きょうだいの会

https://kyoudaikai.com/

 

 

 

 

藤原 洋子

FP dream

代表FP