モノではなく、記憶を残す海洋散骨
2024年の3月から「海洋散骨×旅行」をテーマに、日本各地の海洋散骨事例をご紹介してきましたが、美しい海や素晴らしい場所をたくさん巡り、この体験をもっと多くの方に届けたいと、全国に海洋散骨事業の展開を進めています。
海洋散骨はお墓のように先祖代々残せるモノはありませんが、自分らしい送り方ができたという、ひとつの思い出ができます。そして、そこに家族との旅が加わることで、非日常の楽しかった思い出が色濃く残ることでしょう。亡くなったあとになにかを残したいか、あるいは、なにも残したくないか。それは人それぞれ異なりますが、モノではなく、記憶を残せるのが海洋散骨の美しさではないかと思います。今回は、神奈川県横浜の海洋散骨と観光スポットをご紹介します。
1.チャーター散骨プラン
2.合同散骨プラン
3.代行散骨プラン
3種のプランのなかで最もおすすめなのは「チャーター散骨プラン」です。自社クルーザーを1隻貸し切って海洋散骨のセレモニーを行うため、広い海の上で故人と大切な方々のプライベートな時間を思い出として残すことができます。
今回は横浜の海洋散骨から、「チャーター散骨プラン」をご紹介します。
神奈川県横浜港で行われた海洋散骨
船定員:30名
クルーズ時間:約120分
対応プラン:チャーター散骨・合同散骨・代行散骨
※当社の旅行サービス「えんの旅」で、交通・宿泊手配、現地での観光タクシー手配が可能です。
合同散骨プラン…当日の流れ&現地写真
横浜の海洋散骨は港町横浜のベイエリアから出航します。駅からのアクセスが良好で、いつ訪れても美しい港町の景色は、関東エリアでもっとも魅力的なロケーションといえるでしょう。散骨スポットは、赤レンガ倉庫を横目に湾内へと進み、横浜ベイブリッジをくぐった先で海況を見ながら決定します。
今回は、お母様、妹さん、ペット(わんちゃん6頭)の海洋散骨をされたご家族の事例をご紹介します。
お母様は生前より、お父様と同じお寺の墓には入りたくないと強く望んでいたことから、お母様の気持ちを汲んだご家族は海洋散骨を選ばれました。当日は、お子さん(夫妻)と妹さんのご家族の計6名で乗船。長野県から来られた夫妻は、「久しぶりに横浜に来たね」と嬉しそうな様子でした。散骨スポットに到着したところ、風が強く、袋ごとの散骨になってしまいましたが、海の遠くを目掛けて投げ入れ、それぞれお手向けをされました。
散骨当日まで船酔いを懸念されていましたが、その心配もなくクルージングを楽しんでいただけたようです。海洋散骨後に中華街へ行くのが楽しみだとお聞きしたので、きっと素敵な思い出づくりができたのではないでしょうか。
横浜の観光スポット
横浜といえば中華に夜景に買い物。たくさんのレジャースポットがあることから、一年を通して常に賑わう人気のスポットです。2021年に日本初、世界最先端の都市型循環式ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN」が開通したことで、JR桜木町駅前−新港地区の運河パーク間の移動を上空からも楽しめるようになりました。
横浜港の海洋散骨後は、各所で素敵な時間をお過ごしいただけたらと思います。
山下公園
横浜で最も有名な公園。横浜港に沿って横長の公園が広がり、横浜ベイブリッジや港を行き交う船、横浜港のシンボル「日本郵船氷川丸」、横浜マリンタワーなど、横浜の名所を一望できます。昼は海を眺めながらのランニングやお散歩に、夜は夜景の美しいデートスポットとしても人気のある場所です。公園内には桜やチューリップ、薔薇など、四季折々の花が咲き誇ります。
横浜中華街
日本三大中華街のひとつである横浜中華街には約500軒以上の店が立ち並んでいます。中国料理店や屋台、雑貨店などが並ぶなか、路地には占い店も多数あり、人気を集めています。旧正月(春節)には中国獅子舞が中華街を練り歩き、盛大に祝われます。まるで中国に来たかのような観光体験が一年中できるスポット。
三渓園(さんけいえん)
広さ17万5,000m2(東京ドーム約4個分の広さ)の日本庭園。三渓園は実業家で茶人の原富太郎が造園し、1906年に公開したたあと、2006年に国の名勝に指定されました。公園内には、京都や鎌倉などから集められた三重塔や茶室など、17棟の歴史的建造物が配置されています。梅や桜、藤、蓮、紅葉などの花々が季節ごとに咲き誇り、古建築と自然の調和を楽しめるスポット。
横浜ランドマークタワー
地上70階、高さ296mの超高層ビル。ビルの中には、オフィス、ショッピングモール「ランドマークプラザ」、ホテル「横浜ロイヤルパークホテル」、コンサートホールがあります。天気の良い日には、69階の展望フロア「スカイガーデン」から富士山を見ることができ、夜は横浜ベイエリアの美しい夜景を楽しめます。
横浜マリンタワー
横浜開港100周年の記念事業として、1961年に建設された横浜のシンボル。当時は灯台としても利用されていました。高さ106mのマリンタワーには展望フロアがあり、みなとみらいから横浜港までを一望できます。
横浜みなとみらい
横浜の観光エリア。みなとみらい駅と桜木町駅が最寄り駅となり、赤レンガ倉庫や横浜ランドマークタワー、カップヌードルミュージアム横浜、大観覧車・コスモクロック21などが含まれる観光スポットエリアです。レジャーから買い物まで幅広く楽しめます。
万葉倶楽部
横浜港を一望できる24時間駅業の温泉レジャー施設。みなとみらい駅から徒歩5分。大浴場や露天風呂、食事処、宿泊施設、卓球、カラオケなどを備え、日帰り利用も可能です。お湯は熱海温泉と湯河原温泉の源泉から毎日運ばれてきます。
みなとみらい観光とあわせて気軽に散骨体験
横浜エリアでは、海洋散骨をもっとよく知りたいという方向けに「海洋散骨体験クルーズ」を定期的に実施しています。
散骨体験クルーズは、船に乗って散骨ポイントまで移動し、ご遺骨に見立てた塩を撒く模擬散骨を実際と同じ流れで体験していただけます。船内では海洋散骨セミナーが行なわれ、散骨コーディネーターに直接細かな疑問をご質問いただくことも可能です。横浜・東京限定で定期的に開催していますので、ぜひ一度ご参加ください。
旅と供養は家族の楽しい思い出に
今回は横浜での海洋散骨をご紹介しました。街中でありながら観光スポットと自然のどちらも満喫できる横浜の海洋散骨は、幅広い世代に人気のあるエリアです。
散骨後に、赤レンガ倉庫や大さん橋などウォーターフロントの観光エリアを海から眺められる、貴重な体験ができるのも横浜の海洋散骨の魅力といえます。株式会社ハウスボートクラブは、これからも記憶に残る素敵な供養をお届けするために、全国各地の海で展開を進めていきます。