会社で嫌われる「上司」には、共通する特徴があるようで、そのひとつが「やたらとマウントを取ってくる上司」。自慢話や苦労話から、相手の上に立とうとする……誰もが「本当にうんざり」と口にする先には、組織の崩壊があります。みていきましょう。
本当にウザイ!やたらマウントを取る「月収46万円」50歳の上司、部下から完全無視でチーム崩壊

マウントを取ってくる上司に対して「無視」が3割強!その後、チームは…

――あー自慢話ばかりしてマウントを取る上司、いる、いる

――俺たちの若い時は……うちの上司の口癖

――情報を握って優位に立つ……うちの上司、そのもの

 

“マウンティング上司”の行動、どれも共感するものではないでしょうか。

 

厚生労働省『令和5年賃金構造基本統計調査』によると、サラリーマン(平均年齢43.6歳)の平均給与は月収で40.6万円、年収で670.9万円。20代前半で月収23.2万円でスタートしたサラリーマン人生、50代前半で46.2万円、50代後半で47.3万円とピークに達します。そんなサラリーマン人生、楽しかったことよりも苦しかったことのほうが多かったでしょう。

 

50代上司、苦労話が多くなるのはご愛敬。ただそれにより、人より優位に立とうとする思惑が見え隠れしてしまうと、嫌われてしまう要因になるのかもしれません。

 

“マウンティング上司”の調査に戻ると、そんな上司に対してどう対応するか……最多は「無視するようにしている」で36.3%。「意見せずに従う」30.7%、「時々意見するようにしている」26.0%と続きます。また「“マウンティング上司”が率いるチーム(部や課、グループなど)のパフォーマンス」について尋ねると、実に8割強が「パフォーマンスが低くなると思う」と回答しています。

 

チーム全体から嫌われているという、30代サラリーマンの上司。部下から総スカンを食らい、組織が崩壊してしまう……そんな危機に直面しているかもしれません。

 

[参考資料]

株式会社識学『“マウンティング上司”に関する調査』

厚生労働省『令和5年賃金構造基本統計調査』