子どもに学んでほしい点は…
スマホ代は親が払うのが当たり前、と思っていませんか? 制限なしに使った場合、いくらお金がかかるのか、調べてみましょう。データ無制限のほうがお得? 「通話し放題」も本当に必要? ダラダラおしゃべりする分、時間もお金ももったいないよね。
どうしても最新の機種じゃなければいけない理由は何? そこにお金をかけるよりも映画を見たり、カラオケしたほうがきっと楽しいよね。
おうちの方へ、アドバイス…
子どものスマホ代の中身を把握していますか? よけいなオプションつけていませんか? オプションに毎月いくら払っていますか?
まず、当たり前のように、分割払いで最新機種を購入するのは、やめましょう。わが家はスマホ1台を双子共有でもたせています。塾など子どもだけで外出するときだけ使用し、ふだんはリビングに置くルール。毎月のスマホ料金はいくらかかるか伝え、必要最低限のものにしています。
パパ、ママ、子ども、3台とも3GB990円(税込)のプランです。通話料は30秒22円(税込)。これにWi‒Fiや光通信をセットにしています。オプションは子どものセキュリティパック(故障対応)のみ。通話はLINEで済ませ、大人は財布のなかにテレホンカードを入れています(いまどきは公衆電話を探すのが大変ですが……)。
ちなみに、日本のスマホ通信料金は月額平均で約3297.1円、1000円以下という人が18.9%。1001円〜2000円という人が13.6%となっています。そして「わからない」と回答した人も19.6%います(総務省「携帯電話の料金等に関する利用者の意識調査」2021年より)。自分のスマホ料金を確認して、コストを意識したいですね。
スマホは一度利用を始めたら、ずっと料金がかかり続けてしまう、固定的な支出の代表選手です。自分や子どもにとって必要なサービスだけを、各社の条件を比較して選択しましょう。
山内 真由美
FPオフィス ライフ&キャリアデザイン
代表
ファイナンシャルプランナー、キャリアコンサルタント