ゲームの課金がやめられない…どうする?
子「友達がゲーム課金で驚くような金額になったみたい。どうしてかな? どうすればいい?」
親「スマホをもつようになると、ゲームアプリを無料でダウンロードして、ゲームができるけど、有利に戦うには、有料のアイテムなどを買う必要があるんだってね」
子「お金を払って、アイテムを買うことを『課金』っていうらしい……」
親「そう、その場で現金を払う必要がないから、お金を使っているという感覚がないし、ゲームで熱くなっているから、つい購入ボタンを押しちゃう……」
子「きゃー」
親「課金できないように設定すると防げるよ。たとえば、子どものスマホはキャリア決済ができないようにする」
子「キャリア決済?」
親「『電話代合算支払い』ともいって、毎月の電話代と一緒にサービスの利用料が請求されるの。それを停止すると課金できない」
子「なるほど」
親「もっと怖いのは、子どものアカウントでクレジットカード情報を登録して決済したとするでしょ。その情報が残っているままだと、親が知らないうちに、子どもが利用できてしまうの。だから、私は面倒でも子どものスマホに入力したクレジットカードの情報は1回1回削除してる。スマホの設定で課金できないようにすることもできるし」
子「でも、一切課金しないのは、ちょっとかわいそう」
親「たとえば、親と相談して、毎月のおこづかいのなかから、月に500円までと決めて課金したときは、記録を残しておくなどルールを決めないとね」
子どもに学んでほしい点は…
スマホにゲームのアプリをダウンロードして遊ぶうちに、のめりこんでしまい、課金をくり返してしまうというお金の失敗は、じつは大人でもしてしまいます。
ゲームをダウンロードしたり、通常のプレイ自体は無料であるため、始める際にはお金はかからないのですが、「タダより高いものはない」というお金のことわざを思いだしてみましょう。