「海洋散骨×旅行」で死別の心のケアを…神秘の島・宮島を望む、広島県宇品編――旅の観光名所・本当に美味しい名店も紹介

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株式会社ハウスボートクラブ
「海洋散骨×旅行」で死別の心のケアを…神秘の島・宮島を望む、広島県宇品編――旅の観光名所・本当に美味しい名店も紹介
(※写真はイメージです/PIXTA)

春は新たなスタートの時期。そして海洋散骨においては、過ごしやすい気温で快適なクルージングができる年間でも人気の季節です。本連載では、海洋散骨事業を展開する株式会社ハウスボートクラブによる、シニア旅行を得意とする旅行事業「えんの旅」から、海洋散骨で訪れた各地域のおすすめスポットを同社代表取締役社長の赤羽真聡氏がご紹介します。前回の宮城県に続き、今回は瀬戸内海の大人気エリア、宮島を望む広島県宇品です。

心の状態を理解することで向き合い方が変わる

突然ですが、皆さまは『グリーフ』という言葉を耳にしたことはありますか?

 

大切な方を亡くした悲しみにより、感情を抑え込んでしまうなど、心に蓋をした状態になることがあります。これがグリーフといわれる状態です。人の話が聞けなくなったり、いつもできたことができなくなったり、仕事のパフォーマンスが著しく低下したり、きつい言葉を人に発してしまうなど、日常生活における些細なことに表れています。

 

しかし、グリーフを知らなければ自分も家族もまわりの人も理解できず、接しづらい、または人が変わってまったと捉えられることがあります。グリーフは決して悪いものではなく、死別体験によって起こる自然な状態であるため、受け入れて、適切に行動することで、きちんと心と向き合うことができます。

 

家族のなかに深いグリーフ状態の方がいる場合は、まわりの家族による支えが必要となります。故人との思い出話を自然にできるような環境をつくったり、外の空気に触れてリフレッシュできるようにしたりなど、その人のペースに合わせて寄り添っていけるとよいでしょう。

 

海洋散骨では海と空に見守られながら船上で故人の思い出話をしながら弔うことができます。また、散骨後に普段と違う景色を感じながら旅行をすることは、現実から少し離れることで、心が解放され、気持ちの変化に繋がることもあるでしょう。

 

ブルーオーシャンセレモニーが提案する『海洋散骨×旅行』は、ご家族のグリーフケアに繋がるのではないかと考えています。今回は、広島県の海洋散骨と観光スポットをご紹介します。

 

<ブルーオーシャンセレモニーの海洋散骨プラン>
1.チャーター散骨プラン
2.合同散骨プラン
3.代行散骨プラン

 

3種のプランのなかで最も選ばれているのは「チャーター散骨プラン」です。自社クルーザーを1隻貸し切って海洋散骨のセレモニーを行うため、広い海の上で故人と大切な方々のプライベートな時間を思い出として残すことができます。

 

今回は広島県宇品での海洋散骨から、「チャーター散骨プラン」をご紹介します。

 

広島県宇品で行われた海洋散骨

観光地として馴染みのある広島県ですが、観光スポットまでは電車や船などの交通アクセスが良好なため、ご高齢の方でも市内を巡りやすくなっています。

 

広島市内ではいまでも多くの路面電車が走行している様子を眺められますが、大正時代から続く広島電鉄の路面電車は日本一の平均乗客数といわれています。京都や大阪で使われていた電車も走行しているなど、昔懐かしい光景も楽しめます。

 

宇品の海洋散骨は広島市営桟橋から出航します。桟橋の近くにある広島港宇品旅客ターミナル(商業施設)の3階屋上からは広島湾を一望することができます。広島県宇品の海洋散骨ツアーの事例をご紹介します。

 

<宇品のプラン>
船定員:25名
クルーズ時間:約90分
対応プラン:チャーター散骨・合同散骨・代行散骨

<現地までの移動>
鉄道…東京~広島:約3時間50分/新大阪~広島:約1時間40分
※当社の旅行サービス「えんの旅」で、交通・宿泊手配、現地での観光タクシー手配が可能です。

 

合同散骨プラン…当日の流れ&現地写真

海へ故人様を送るご遺族
海へ故人様を送るご家族

 

今回は介護施設に入居中の90歳のお姉様が弟さんを海洋散骨したいということでご相談いただきました。ご高齢のため、お電話と郵便のやり取りでお打合せからご遺骨のパウダー化まで、約2ヵ月の準備期間を経て当日を迎えました。

 

弟さんは生涯独身を貫いた方だったこともあり、お姉様とご家族(甥御さん)、ご友人の計5名で乗船されました。

 

今回は合同散骨のため、他のご家族様も一緒に乗船されました。広島市営桟橋から出航し、金輪島を背に宮島方面に向かいます。散骨ポイントからは美しい宮島を眺めることができます。

 

今回のお客様はご高齢のため、船上での足元がご不安と心配されていましたが、瀬戸内海の穏やかな波に揺られながら、しめやかに故人様を見送ることができたようです。下船後はみなさんでお食事をして解散されました。

 

船内で手を合わせるご家族
船内で手を合わせるご家族とご友人

 

広島の観光名所

観光地として一度は訪れたことがある方も多い広島。しかしなかには、国の重要文化財や世界遺産がいくつもあるため、回りきれなかったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。市内の観光地は電車やバスでのアクセスが良好で、日本三景の宮島も市内からフェリーで行くことができます。

 

株式会社ハウスボートクラブでは、『海洋散骨×旅行』を供養の旅としてご提案します。

 

神の島「宮島」

日本三景のひとつ宮島は古くから神々の島として崇められ、江戸時代頃から日本屈指の観光名所として親しまれてきました。1550年の厳島合戦の地としても歴史があり2019年から70年ぶりに大鳥居の大規模修復工事が始まり、2022年に完工しました。

 

宮島までは市内の宮島口からフェリーで向かいます(10分程)。厳島神社までの参道には牡蠣などの広島の代表的なグルメが立ち並びます。春には約1,600本の桜が咲き誇り、秋にはもみじやかえでが美しく紅葉します。

 

■厳島神社(いつくしまじんじゃ)

593年に佐伯鞍職(さえきくらもと)が創建しました。のちに、安芸守となった平清盛によって1168年に現在の寝殿造りに造修。1996年に世界文化遺産に登録されました。

 

1,400年以上もの歴史をもち、神々の島として崇められてきました。朱色の大鳥居や神社は潮の満ち引きによって異なる景色を楽しめます。

 

安芸の宮島 大鳥居
安芸の宮島 大鳥居

 

■弥山(みせん)

広島湾に浮かぶ宮島の最高峰「弥山」は嚴島神社の背後に位置し、弘法大師空海により開基されました。標高535m。弥山原生林は国の天然記念物に指定されています。

 

弥山へは宮島からロープウェイで向かいます。山頂までは30分程あり、弥山展望台からは瀬戸内海と広島市内を一望できます。晴れた日には四国連山を望めます。伊藤博文は「日本三景の一の真価は頂上の眺めにあり」という言葉を残し、登山道を整備させたといわれています。

 

弥山展望台
弥山展望台

 

戦争の惨禍を伝承する「原爆ドーム」

1915年に洋風建築物「広島県物産陳列館」として開館し、広島県産品を展示販売する施設として利用されていました。1945年の原子爆弾投下により原爆ドームと呼ばれるようになりました。

 

1996年に世界文化遺産に登録されています。平和記念公園、広島平和記念資料館とあわせて訪れると戦争の歴史を深く学ぶことができます。

 

原爆ドーム
原爆ドーム

 

絶対外せない!広島の名店、厳選2選

アナゴ(老舗広島料理酔心)

「老舗広島料理酔心」は、昭和25年に広島市にて創業以来、広島郷土料理専門店として地域の方に親しまれてきた名店です。

 

妥協を許さない「素材」、手間を惜しまない「出汁」、おもてなしの「心」。この3つの要素を柱に守り継がれてきた“酔心の味”が魅力です。
 

■老舗広島料理酔心 https://www.suishin.or.jp/honten/

 

お好み焼き(鉄ぱん屋弁兵衛 八丁堀店)

広島を訪れたら食べておきたい広島風お好み焼。広島電鉄胡町電停より徒歩3分に位置する「鉄ぱん屋弁兵衛 八丁堀店」では、広島焼や鉄板焼き全般をいただけます。

 

昼はお好み焼きをメインにランチメニューを楽しめます。夜は地酒や地元食材を扱う居酒屋として親しまれています。掘りごたつ席や大人数用の席も用意されています。

 

■鉄ぱん屋弁兵衛 八丁堀店 https://bennbee-hattyoubori-hiroshima.owst.jp/

 

「海洋散骨×旅行」は心のケアにも繋がる

今回は広島県宇品での海洋散骨をご紹介しました。

 

宮島や市内観光だけなく、少し足を延ばして尾道からしまなみ海道を通り、瀬戸内海をご堪能されてみるのもおすすめです。特に春夏の瀬戸内海エリアは自然を感じながら、気持ちのいい一日を過ごすことができるでしょう。

 

冒頭で少しご紹介したグリーフは、死別体験をされた方の多くが経験されている自然な状態です。グリーフを知ることで、自分の心との向き合い方やグリーフ状態の家族の接し方に気を付けることができます。ぜひ心に留めておいていただけると嬉しいです。

 

海洋散骨は供養だけではなく、非日常を味わうことができる機会でもあります。そして、旅行を組み合わせることで、リフレッシュや心のケアに繋げていただけたら幸いです。

 

株式会社ハウスボートクラブは新たな供養のカタチとして、「海洋散骨×旅行」を提案していきます。