義母「実家売却」→「老人ホーム入居」でひと安心も、義妹「離婚した」で巻き起こる騒動
義母の老人ホームは、一緒に見学して決めたと女性。条件は「月額費用は年金月16万円+4万円(貯蓄の取崩し)で収まること」「看取りまで対応しているところ」の2点。「家族に迷惑をかけたくない」という、義母らしいものでした。
比較的自宅からも近いホームが条件に合い、また空きもあるということで入居が決定。自宅の売却もスムーズに進み、「これで心配事はないわね」と義母は老人ホームに入居していったといいます。
株式会社LIFULL senior/「LIFULL 介護」による『介護施設入居に関する実態調査 2023年度』によると、「施設を見学した時期」で最も多かったのが「入居する2~3ヵ月前」で26.6%。また「比較検討し始めた時期」「入居するかどうか検討し始めた時期」の最多も「入居する2~3ヵ月前」で、それぞれ25.6%、19.3%でした。つまり多くの見学から3ヵ月程度でホームに入居しているようです。
また見学した施設数は、最多は「2ヵ所」が30.0%。「1カ所」が26.5%と続きます。合わせると6割弱。ある程度あたりをつけて、1~2カ所見学して入居を決めるというのが、老人ホーム選びの平均値のようです。
一方、女性家族はこれを機にマイホーム(戸建て)を購入。夫の実家に暮らしていたため貯蓄もそれなりにあり、住宅ローンは定年前に完済できる予定。4人家族が暮らすには、十分な広さで大満足だったといいます。
義母の自宅売却&老人ホーム入居を機に訪れた新生活。ただ平穏な生活はそれほど長く続かなかったという女性。実は、投稿のメインはここから。
――義理の妹が、なぜか我が家に出戻り⁉
実は離婚が決まったという義妹。親子3人、実家を戻ることを前提に別れ話を進めていたといいます。「実家、売っちゃうんだもん」「困るじゃない、こちらの事情も考えないで」と、自分勝手なことをいう義妹。とりあえず、聞くだけ聞いておこうと、半分うわの空で聞いていた女性。するとなぜか「住むところがないから、とりあえず、兄さんの家に帰らせてもらうわ」と、なぜか矛先が女性家族のほうへと向かってきたといいます。
夫は「部屋、ないしなぁ」とはぐらかすも事情が事情だけに「そんなの困る」とは強くはいえず。そうしている間に、子どもたちの転校の手続きも済ませてしまったというといいます。
――うっ、うそでしょ。子どもを転校させるって、ここに居座るつもり?
暴走気味の義妹に、「いっ、胃が痛い……」と女性。義妹家族との生活がどれくらい続くか、いまから戦々恐々としているといいます。
親の終活。残された家族の間で醜い相続争いが起きないように、そんな思いが逆効果になる可能性は、この女性のようにゼロではありません。実家の売却時期、慎重に検討したほうがいいかもしれません。
[参考資料]