「採用ミスマッチ」解消には“カジュアル面談”や“リファラル採用”も有効だが…職務内容を明確に定めた〈ジョブ型雇用〉に注目すべき理由とは?

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「採用ミスマッチ」解消には“カジュアル面談”や“リファラル採用”も有効だが…職務内容を明確に定めた〈ジョブ型雇用〉に注目すべき理由とは?

「採用ミスマッチ」は採用の現場で頻繁に発生しています。その要因の1つには、入社後の具体的な業務についての情報開示の不足が挙げられます。そんなミスマッチの解決策になり得るのが、プロジェクト単位/ジョブ型の雇用です。「ビジョン」や「思い」のような、定量化しにくい事項で人を採用しようとするのではなく、短期的にどのような成果を出して欲しいのか、中長期的にどのような業務を担って欲しいのか、プロジェクトにおいてどのような位置づけなのかを明示した上で採用を行えば、ミスマッチを減らせる可能性は高まるでしょう。本稿では、採用ミスマッチが起こる原因について概観した上で、「ジョブ型雇用」を中心に、ミスマッチ解消のための方法について考えます。

仕事の内容に興味がない、スキルが活かせない…「ミスマッチ」による離職が目立つ

採用ミスマッチとは、企業が求職者を採用したものの、お互いのニーズや認識にギャップがある状態を指します。

 

23年10月に公表された厚生労働省の調査によると、20年3月に卒業した新卒社員(大学卒)の就職後3年以内の離職率は32.3%でした。過去10年の推移をみても、31~32%となっており、3人に1人が就職後3年以内に離職していることがわかります。

 

中途採用も含めた過去10年の離職率は15%前後で推移しており、1年の間に6~7人に1人が離職している計算です。この数値は決して低いとはいえません。

 

厚生労働省「令和4年雇用動向調査結果の概要」によると、離職の理由として「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」(男性:9.1%、女性:10.8%)を挙げる人が多く、続いて、「職場の人間関係が好ましくなかった」(男性:8.3%、女性:10.4%)や「給料等収入が少なかった」(男性:7.6%、女性:6.8%)が続きます。

 

ほかの回答をみると、「仕事の内容に興味を持てなかった」(男性:4.5%、女性:5.9%)、「能力・個性・資格を生かせなかった」(男性:4.0%、女性:4.3%)など、「採用ミスマッチ」に該当するとみられる理由で前職を辞めている人は少なくありません。

 

統計にも表れている「仕事内容」や「資格・スキル」も含め、採用ミスマッチが起こりやすい要素として挙げられるのは、主に以下の5つです。

 

業務内容:配属部署や任される業務など

企業風土や働き方:企業ルールや従業員の意識、組織体系、評価基準など

知識やスキル:スキル不足や知識不足、スキルを持て余すなど

雇用条件:給与や労働時間、休日日数、転勤の有無など

人間関係:同僚や上司との相性やトラブル

なぜ採用ミスマッチが起こるのか?

採用ミスマッチが起こる原因として考えられるのは、以下の2つです。

 

・自社の業務内容や条件、風土を応募者に正しく伝えていない

・求める人物像を定義できていない

 

企業は、会社説明会や求人広告、面接などで、応募者に条件や風土などの自社の魅力を発信しているでしょう。しかし、華やかな成果の裏に地味な業務が潜んでいたり、労働時間が長かったりと、実際に働く上ではネガティブな要素となる条件もあるはずです。自社のポジティブな面に偏った情報を発信した結果、入社後にイメージとのギャップを生じさせてしまいます。

 

加えて、求める人物像が明確に定義できておらず、採用基準が曖昧になっていることもミスマッチを生じさせる要因です。求める人物像が明確になっていないため、面接官や採用担当者は履歴書の情報や面接時の印象といった「表面的な情報」で採用を決めてしまい、入社後にミスマッチが発覚するのです。

 

求める人物像を定義する際は、募集ポジションに対する知識やスキルだけでなく、将来担ってほしい役割に対する適正も考慮することが大切です。仕事に対する思考傾向や人柄も明確に定義しておく必要があります。

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