「海洋散骨×旅行」は新たな供養のスタンダードに
ブルーオーシャンセレモニーでは、年間約850件以上、累計5,000件以上の海洋散骨を執り行ってきました。
今回は海洋散骨事業から、これまでにお手伝いさせていただいた各地域の海洋散骨をご紹介します。併せて、シニア旅行を得意とする旅行事業「えんの旅」から、海洋散骨で訪れた各地域のおすすめスポットをご紹介。
これからは、もっと自分らしく、もっと自由な、多様性に富んだ供養の時代が訪れるでしょう。供養の新しいカタチとして『海洋散骨×旅行』を連載でお届けしていきます。
<ブルーオーシャンセレモニーの海洋散骨プラン>
1.チャーター散骨プラン
2.合同乗船散骨プラン
3.代行委託散骨プラン
3種のプランのなかで最も選ばれているのは「チャーター散骨プラン」です。自社クルーザーを1隻貸し切って海洋散骨のセレモニーを行うため、広い海の上で故人と大切な方々のプライベートな時間を思い出として残すことができます。今回は山口県下関での海洋散骨から、「チャーター散骨プラン」をご紹介します。
山口県下関で行われた海洋散骨
山口県は日本海と瀬戸内海、2つの海に面した地域であることから海を身近に感じる人も多いエリアです。そのため、「故郷の山口県で海洋散骨をしてあげたい」と望むお声をたくさんいただきました。
株式会社ハウスボートクラブでは2023年8月から山口県での海洋散骨サービスを開始し、現在は、長門市と下関市の2ヵ所に出航拠点を設けています。
<下関のプラン>
船定員:50名
クルーズ時間:約60分
対応プラン:チャーター散骨・合同散骨・代行散骨
<現地までの移動>
飛行機の場合…羽田⇔山口宇部:約1時間40分
鉄道の場合…東京~新下関:約5時間10分/新大阪~新下関:約2時間40分
※当社の旅行サービス「えんの旅」で、交通・宿泊手配、現地での観光タクシー手配可能です。
チャーター散骨プラン…当日の流れ&現地写真
下関の海洋散骨プランは、九州と本州を繋ぐ下関から出航し、20分ほど走ったところで散骨します。当日は、「唐戸ターミナル」に集合し、関門海峡を背に散骨ポイントを目指して出航しました。
※今回のご家族の場合は、ご要望によりお寺様が同乗されたため、15分程読経があり、お一人ずつ手を合わせていただきました。
乗船中はデッキから外の景色を堪能していただけます。お天気のいい日には関門海峡と澄んだ空が美しく絶景が一望できます。
散骨ポイントに到着後、パウダー状にしたご遺骨とお花を投下していただきます。お手向け(カステラとコーヒー)をしていただき、最後にリースを投下し、鐘の音とともに黙とうを捧げ、下関へ戻ります。
はじめての海洋散骨は、まだご不安な気持ちもあるかもしれません。しかし、不安な気持ちで乗船された方も、出航とともに広い海の上で前向きな気持ちへと変わり、散骨後はほっとした表情で下船されていきます。下関が思い出の場所となり、来年も供養として訪れる予定、といった嬉しいお声も届いています。
下関のおすすめ観光スポット
せっかく海洋散骨で下関を訪れたなら、現地の美味しいものを食べて、観光を楽しむのも新たな供養の在り方ではないでしょうか。株式会社ハウスボートクラブでは、『海洋散骨×旅行』を供養の旅としてご提案します。下関のおすすめ観光スポットや名産品をご紹介します。
唐戸市場
下関の海洋散骨のスタート地点となる唐戸桟橋の周辺には、魚介類が並ぶ関門の台所「唐戸市場」があります。ふぐの市場としても有名ですが、鯛やハマチも人気の市場です。朝9時以降であれば、一般の方でも市場散策を楽しむことができ、海鮮丼やお寿司を堪能できます。
毎週末と祝日には、「活きいき馬関街(ばかんがい)」が開催され、多くの人で賑わうスポットとなっています。
関門海峡
本州と九州を隔てる関門海峡は、約6,000年前に本州と九州が分断され海峡が形成されたといわれています。関門海峡の景色を楽しむには、九州側の「和布刈公園(めかりこうえん)」からの景色がおすすめです。「和布刈公園 第二展望台」の夜景は日本夜景遺産に認定されており、非常に人気のスポットです。
1942年(昭和17年)に世界初の海底トンネルが開通し、「関門トンネル」としていまでも使われています。関門トンネルから歩いて、関門海峡を渡ることもできます。自動車で海の上を渡るor歩いて海底トンネルで渡るor地上から海峡を一望するなど、3種類の楽しみ方ができるのも関門海峡の魅力です。
しものせき水族館「海響館」
2つの海に面した山口県に来たなら、その土地の海洋生物にもぜひ触れていただきたいと思います。「海響館」には下関ならではの、世界一の種類数を誇るフグ目魚類の展示があります。
そして、フグと並び絶大な人気を誇るのは、国内最大級のペンギン展示施設「ペンギン村」。ペンギンの群れが泳ぐ「ペンギン大編隊」は特に人気のイベントです。夏休みには夜のイルカショーも開催されます。
旧下関英国領事館
国の重要文化財の指定されている「旧下関英国領事館」は、現存最古の領事館建築物です。1901年(明治34年)に設置され、1941年(昭和16年)まで使用されていました。赤レンガの異国情緒あふれる外観が印象的です。展示室は無料で見学することができ、2階は喫茶店として親しまれています。
<観光スポット…番外編>国宝 瑠璃光寺五重塔
2024年にアメリカのニューヨーク・タイムズ紙にて、「52 Places to Go in 2024(2024年に行くべき52ヵ所)」の第3位に山口県山口市が選ばれ、世界中で注目されています。なかでも「国宝 瑠璃光寺五重塔」は外せない観光スポットとなっています。
「西の京都」ともいわれる山口市は、室町時代に大内弘世によって京の都を模した街づくりが進められました。「国宝 瑠璃光寺五重塔」は日本三名塔として大切にされています。
下関の「絶品ふぐ料理」を堪能
1887年(明治20年)に、初代内閣総理大臣の伊藤博文公が下関を訪問し、宿泊した「春帆楼」がふぐ料理でもてなしたことから、1888年(明治21年)にふぐ食が解禁され、表向きにも広く食べられるようになりました。
以来、下関ではふぐ料理店が多く開店し、山口県下関といえば「ふぐ」と親しまれるようになりました。下関で海洋散骨をするなら、ふぐ料理は欠かせないでしょう。最後に下関の人気のふぐ料理店をご紹介します。
春帆楼
下関のふぐ料理の歴史をつくった「春帆楼」。山口県令の原保太郎に命じてふぐ食を解禁させた、ふぐ料理公許第一号として広く知られています。また、1895年(明治28年)には、春帆楼の二階大広間にて、日清講和条約(下関条約)が締結されたこもとあり、下関の明治の歴史が刻まれた老舗ふぐ料理店です。
平家茶屋
関門海峡に隣接し、その景色を臨む一等地に佇む「平家茶屋」。「夏の活イカ」と「冬のふぐ」が2大名物となっています。唐戸市場から仕入れた新鮮なふぐを一晩かけて〆ることで旨みを熟成して提供。
宮の内茶寮
下関市長府宮の内町にある「宮の内茶寮」。ふぐ料理や会席料理が人気の茶寮です。忌宮神社の境内から四季折々の景色が楽しめます。
山口(下関)で海洋散骨のご相談なら「ブルーオーシャンセレモニー山口」へ
山口県には地元に密着した「ブルーオーシャンセレモニー山口」があります。ご遺骨のお取り扱いや下関の海洋散骨の関する疑問点など、なんなりとご相談ください。
供養が家族の思い出行事になる
2024年1月9日にアメリカのニューヨーク・タイムズにて、「2024年に行くべき52ヵ所」として第3位に山口市が選ばれたことで、注目されている山口県ですが、下関は壇ノ浦の合戦や巌流島の決闘、下関条約の地であり、歴史ある場所として日本人も一度は訪れたい場所ではないでしょうか。海を身近に感じられるエリアであることから、海洋散骨にもご縁を感じています。
株式会社ハウスボートクラブは、「海洋散骨×旅行」が供養のニュースタンダードとなり、1年後、3年後もまた訪れたいと思える素敵な家族行事になることを思い描いています。