定年後の生活について、不安を抱いたことがあるという会社員は多いでしょう。そこで、『ただの人にならない「定年の壁」のこわしかた』(マガジンハウス)の著者で公認会計士の田中靖浩氏が「老後の金銭的な不安」を解消すべく、“貯金”でも“投資”でもない「新たな選択肢」を紹介します。
定年までに蓄えはいくら必要?「老後2,000万円問題」を解決する“貯金”でも“株式投資”でもない「第3の選択肢」【公認会計士が解説】
筆者が考える“令和のフリーランス像”とは
もちろん「働きたくない」方が無理して働くことはありません。ただ「自分はまだ働きたい」と思う方がいれば、定年後もぜひ働いてください。その年齢で「雇われる」ことはなかなか難しいのなら、定年後はフリーランスとして働きましょう。
現役サラリーマンの方は会社で働きつつ、いつかフリーランスに変身することを目指してください。私自身は若い頃からフリーランスとしてがむしゃらに働いてきましたが、それを皆さんに勧めるつもりはありません。年配の皆さんは「好きな仕事を好きな時間だけ働く」フリーランスを目指しましょう。
フリーランスとして何の仕事を選ぶかはもちろん本人の自由ですが、私は「サービス業」をオススメします。なぜなら自分自身が商品のサービス業にはほとんど初期投資がかかりません。それゆえ小さく仕事を始めることができます。
・サラリーマンからフリーランスへ変身する
・好きな仕事を好きな時間だけ働く
・サービス業で小さく仕事を始める
人生100年時代、定年後も働くことを考えましょう。これらの特徴をもつフリーランスのことを「令和フリーランス」と名付けます。
田中 靖浩
作家/公認会計士