10年間、常にトップ10入りの人気企業…就活生から支持されるワケ
時代の流れとともに変わっていく人気企業。そんななか、10年間、ずっと就職人気企業ランキングでトップ10にラインクインを続ける企業が、たった1社あるといいます。それは「伊藤忠商事」。コロナ禍以降、2020年からは6年連続首位をキープしています。
なぜ学生から支持を集めているのでしょうか。学生の口コミをみていくと「① グローバルなビジネスに携わることができる」「② 独自のトレーニングプログラムにより成長ができる」「③ 多様性を尊重し、若手にもチャンスを与える企業風土」といった、大きく3つの理由が目立ちます。
さらに若者にとって大切なのは、やはり給与。学情が20代の若手社員に対して行った『年収アップに関して調査』によると、13.9%が「転職では年収アップを最優先で重視する」と回答。「重視する」と合わせると、実に9割を超えました。また年収の高い企業は「志望度が上がる」と回答したのは54.5%。「やや上がる」も含めると8割を超えます。
仕事においては、「仕事内容」や「やりがい」、「企業風土」などさまざまなことをいわれますが、やはり働く以上、給与待遇は重要。前出の「伊藤忠商事」も、高給で知られる五大商社の一角。当然、給与待遇でも魅力的という前提があるからこそ、学生からの支持も厚いのでしょう。
激しさを増す、新卒学卒者の採用活動。優秀な人材を確保するために、大手企業を中心に初任給の引き上げが相次いでいます。なかには初任給で30万円を超えるという企業まで登場。どこか横一線だった初任給ですが、賃上げのムーブメントの中で、企業間格差が大きくなっています。
[参考資料]