正月に実家や義実家に帰省。親戚一同が集まる、ということも珍しくないでしょう。ただでさえ帰省は何かと気を遣うのに、たまにしか会わない親戚に会わないといけないとなると、気苦労が絶えません。さらにお互いの普段を知らないからこそ、トラブルになることも。みていきましょう。
親戚全員が絶句…〈義叔父〉が〈老人ホーム入居の義母〉に放った「失礼すぎるひと言」に嫁ブチ切れ (※写真はイメージです/PIXTA)

「老人ホーム=姥捨て山」のイメージは根強い

昨年の正月以来、義叔父とは一度も会っておらず、今回の食事会で1年ぶりの再会となるとか。今年も義母は不参加。同じように場が荒れないかと戦々恐々としているといいます。

 

厚生労働省『令和4年 国民生活基礎調査』によると、2021年、1人暮らしの高齢者は742.7万世帯。この20年ほどで2.4倍になりました。

 

その理由は、生涯未婚率の増加と、核家族化&長寿化によるもの。核家族化により夫婦のみの高齢者世帯が増加。夫婦の年齢差と男女の平均寿命を考えると、先に夫が亡くなり妻が1人残されるというパターンになるというわけです。

 

一方、女性の場合、70代後半で13.25%だった要介護率は、80代前半で29.42%、80代後半で53.45%、90歳以上では79.83%と、年齢があがるごとに「介護リスク」は高まります。

 

1人暮らしの高齢女性。しかも1人暮らし。近くに家族がいるなら、通いながら介護してもらったり、要介護認定を機に同居したりというのも選択肢。ただ長年、別々に暮らしてきたのなら、いまさら同居というのもお互いが気を遣い、女性の義母のように「自ら老人ホームへの入居を希望する」というケースも珍しくはありません。

 

老人ホームも、いまや高齢者の住まいの有力な選択肢。しかし、古い世代の人には「老人ホーム=姥捨て山」という意識が強いのも事実。ただそれは単に昨今の老人ホーム事情を知らないだけで、以前のように暗いイメージのホームは少なくなり、明るく快適な施設が大半を占めます。

 

女性の義叔父の場合は、老人ホームとは関係のないところに、親戚間で確執があったのかもしれません。ただ、もし老人ホームについてグチグチと言ってくる親戚がいるなら、部外者と無視を決め込むか、一緒に面会にいって楽しそうな老人ホームライフを見せつけるというのも、ひとつの手です。

 

[参考資料]

株式会社greeden『帰省ブルーに関する調査』

厚生労働省『令和4年 国民生活基礎調査』