既婚女性に質問「結婚を決めたきっかけは?」
もうすぐ、11月22日、いい夫婦の日です。毎年、夫婦に関する話題が増え、「自分たち夫婦は……」などと思いをはせる機会も多いのではないでしょうか。新婚なんてとうの昔、という人にも、一度、こんな質問。
――結婚を決めたきっかけは、何ですか?
「もう何十年も前のこと、覚えているわけがない」という人も多いかもしれません。さらに「では奥さんは?」と問われたらどうでしょうか。「自分のことも分からないのに、妻のことなんて分かるわけない」という人は、さらに多いかもしれません。
国立社会保障・人口問題研究所『第16回出生動向基本調査』でいまどきの女性の結婚の決め手についてみていくと、妻が25 歳未満で結婚した夫婦では「子どもができた」が33.8%でトップ。一方、25歳以上では「年齢的に適当な時期だと感じた」が6~7 割を占め、タイミング的に最良だったことが分かります。また30歳以上になると、「できるだけ早く子どもがほしかった」の選択割合が増えるのが特徴。結婚と出産、少々、切実な思いが見え隠れします。
【妻に聞いた「結婚を決めたきっかけ」】
◆妻の初婚年齢「25歳未満」
子どもが出来た…33.8%
年齢的に適当な時期だと感じた…31.6%
できるだけ早く一緒に暮らしたかった…24.3%
◆妻の初婚年齢「25~29歳未満」
年齢的に適当な時期だと感じた…67.1%
できるだけ早く一緒に暮らしたかった…23.8%
収入や住居など結婚生活のための経済的基盤ができた…16.5%
◆妻の初婚年齢「30~35歳未満
年齢的に適当な時期だと感じた…70.5%
できるだけ早く一緒に暮らしたかった…16.0%
できるだけ早く子どもがほしかった…14.7%
◆妻の初婚年齢「35歳以上」
年齢的に適当な時期だと感じた…60.2%
できるだけ早く一緒に暮らしたかった…21.4%
できるだけ早く子どもがほしかった…17.3%
またauじぶん銀行が関東・関西在住の20代から30代の独身女性に行った『お金と恋愛・結婚観に関する調査』によると、結婚相手に求める条件第1位は「優しさ・誠実さ」で60.4%。2位は「経済力・収入」59.6%。「金銭感覚」が56.0%、「尊敬できる部分がある」40.8%、「家庭的」38.6%と続きます。
そんないまどきの女性の結婚観。自分たちが結婚した時と比べて、違いはあるでしょうか?