術前リハビリを“しなかった”場合の「デメリット」
術前リハビリをしなかった場合には、下記のようなデメリットが考えられます。
・術後の回復がスムーズでなくなる
・回復に左右差が出る
・膝や腰に障害が出やすくなる
・術後の痛みがなかなか消えない
特に、人工股関節の手術前は左右の足で筋力差が大きいことが多く、太ももやふくらはぎの太さにも左右差が生じていることが少なくありません。この状態で手術を受けると回復に左右差が生じ、ますます左右で歩行能力に差が出てしまいます。
マッサージや整体の効果は“一時的”…確実に効果が出る「術前リハビリ」を
痛みがあるとまずはマッサージや整体などに足が向く人が多く、自然と誰かの手を借りて改善したいと考えがちです。「リハビリは面倒」「まだ痛みが強いから、手術が終わったらリハビリを頑張る」と考える方も多いかと思います。
しかし、マッサージや整体などによる効果は、多くの場合一時的です。その点、自分で体を動かして行うマッサージは、効果として確実に蓄積されます。
リハビリの効果を出すコツは、まずは「自分でやる」という意識を持つことです。そして、「医師任せ」「施術者任せ」にするのではなく、「自分で治す」という明確な意志を持つことが、速やかな改善につながります。
狩谷 哲
東京ヒップジョイントクリニック
院長
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】