元気なうちに明るく楽しくお墓の悩みを解決!えんの旅「終活バスツアー」~納骨堂・樹木葬・海洋散骨体験~

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元気なうちに明るく楽しくお墓の悩みを解決!えんの旅「終活バスツアー」~納骨堂・樹木葬・海洋散骨体験~
(※写真はイメージです/PIXTA)

終活を意識し始めた方やそのご家族に向けて、人生の思い出づくりをプロデュースする「えんの旅」では、オーダーメイドツアーや企画型ツアー、終活バスツアーなど、特別なツアーをご提供しています。多くの方が「お墓参りになかなか行けない」「お墓の継承者がいない」など、さまざまな墓じまいの悩みを抱えるなか、海洋散骨や納骨堂、樹木葬などさまざまな選択肢があり、お墓事情は年々変化しています。お墓や供養の話は周りに相談しづらい――そんな方に向け、「えんの旅」では終活支援企画として納骨堂・樹木葬・海洋散骨体験を一日で巡る「終活バスツアー」を実施しています。今回は、2023年7月29日に行われた「終活バスツアー」の様子をお届けします。

明るく楽しく終活できる!「えんの旅」終活バスツアー詳細

出発日:2023年7月29日

 

旅行代金:1万8,700円(お一人様/税込)

 

行程:東京駅出発10:30 上野さくら浄苑(台東区)納骨堂の見学 → 道往寺(港区)樹木葬の見学 → ホテルヴィラフォンテーヌ グランド 東京有明「オールデイダイニングGRANDE AILE」ランチ → 晴海~朝潮小型船乗り場出航(海洋散骨体験・約2時間の東京湾クルーズ)→ 東京駅(17:30)

 

多様化する供養のなかで、受け皿となる選択肢を広げていただくために、ご自身やご家族にとって理想的なお墓タイプを実際に目で見て確かめることができる終活バスツアーとなっています。

 

お墓や供養の話をするのは抵抗がある方も多いかもしれませんが、明るい気持ちで、もっと楽しく終活ができたら!という想いから、体験型の終活バスツアーを企画いたしました。お一人から参加可能で、どなたでも気軽に参加いただけます。体験を通じて疑問や不安を解消され、将来のイメージが明確になられる方や家族と相談する機会ができたなど、さまざまな嬉しいお声をいただいています。

 

―10:50 東京駅出発

ツアー参加者は東京駅鍛冶橋駐車場に集合してバスに乗車。車内ではツアーの資料が配られ、供養業界のプロから納骨堂・樹木葬・海洋散骨について説明されました。

―11:10 「上野さくら浄苑」納骨堂の見学

納骨堂とは?

納骨堂の種類は主に、仏壇式・ロッカー式・自動搬送式・位牌式・室内型墓地にわけられます。都市部はビル型・マンション型と呼ばれる施設全体が納骨堂となっている建物が多くあります。季節や天候に左右されず、屋外の墓地と異なり掃除が不要なところや便利なシステム、良好なアクセスが特徴です。

 

納骨堂の見学レポート

エントランスの参拝受付機に参拝カードをかざし、2階の参拝室へ移動します。ご遺骨を納めた厨子が運ばれ、墓前に安置され、故人を想いながら手を合わせるといった参拝を体験。遺骨を納める厨子内には、最大8体まで納骨することができ、50年経過後は境内の永代供養墓で大切にご供養されます

※使用期間経過後も、建物等に特に支障なければ、1年毎に期間延長が可能

 

見学後は、待ち合わせや参拝後の休憩スペースとして利用できるラウンジにて、参拝に来たご家族のお茶をしながらくつろぐ様子が伺えました。お盆前ですが、多くの方が参拝に来ていました。

 

 

参加者の声

■40代女性

「両親が高齢になりお墓の悩みを抱えていました。お墓の話はデリケートな内容だからと親はあまり終活の話をしたがりませんでした。80代になって、やっとお墓に関する話ができるようになったところです。自宅からお墓までは飛行機が必要な距離なので、納骨堂の購入を検討していたこともあり、とても参考になりました。お墓は次の世代にも関係することなので、私は元気なうちに子どもと話し合っていきたいと思いました」

 

■20代女性

「初めて納骨堂を見学して、季節に左右されないことや便利なシステムに魅力を感じました。私は長女(姉妹)のため、結婚したときから実家のお墓の悩みを抱えています。いつかは墓じまいをして納骨堂に変えるのもいいのかなと思いました。これから両親ともちゃんと話してみようと思います」

 

―11:40 「道往寺」樹木葬の見学

樹木葬とは?

樹木葬は2000年代から始まった新しいタイプのお墓で、シンボルツリーの下にお骨を埋葬します。樹木葬の種類は主に庭園と里山タイプにわけられ、庭園タイプは都市部に多く、里山タイプは郊外や山陰に多くあります。樹木葬は、継承者不要・宗教色がない・ペットと入れる・婚姻関係に縛られないなどの特徴があり、近年購入者が上昇傾向にあります。

 

樹木葬霊園の見学レポート

庭園デザイナーの石原和幸氏によってデザインされた、アンカレッジの樹木葬「高輪庭苑」を歩いて見学。石畳の道を歩き、それぞれの区画に薔薇の花や木々が植えられ夏の植物を感じられました。

 

都心の樹木葬の先駆けとなった「バラの庭苑」第1期区画には洋風の庭苑が広がり、墓碑はオーダーメイドで絵や言葉が彫られ、自由度の高さが伺えます。見学後は、食堂(じきどう)にて質問タイムが設けられ、参加者から値段や契約期間などが聞かれました。

 

 

参加者の声

■40代女性

「樹木葬は土に還るというコンセプトが魅力的だと思います。墓碑に好きな文字や家族の似顔絵が彫ってあり、自分でデザインを選べるなど、自由度の高さも印象的でした。都内の庭園はアクセスがよいため、お墓参りも行きやすく、負担が軽減して将来的にも安心だと感じました。ほかにもいろいろ見てみたいです」

 

■40代女性

「猛暑のなかの見学だったので、日差しが強く汗をかきましたが、樹木葬霊園は季節ごとに景色が異なることも魅力のひとつなのかなと思いました。家族で入ることができるように前もって購入することができるなど、知らないことばかりでした」

―12:30 ランチタイム ホテルヴィラフォンテーヌ グランド 東京有明「オールデイダイニングGRANDE AILE」

お昼はビュッフェランチを楽しみながらの休憩タイムとなりました。

 

―14:30 海洋散骨体験クルーズ 朝潮小型船乗場から出航

海洋散骨とは?

故人の遺骨を粉末にして、海に散骨する方法を海洋散骨といいます。石原慎太郎氏など、有名人が海洋散骨されたことでも有名です。申請・許可されている海の沖までチャーターした船やボートで出て、粉骨した遺骨を撒きます。海洋散骨の種類は、合同散骨・チャーター散骨・代行散骨です。自然に還りたい・海が好き・旅行が好きなどの理由だけでなく、継承者が不要、宗教色がないところも選ばれるポイントです。

 

海洋散骨の体験レポート

朝潮小型船乗場から船に乗り込み、冷房完備の室内で海洋散骨について紹介され、到着まで自由に過ごすことができました。2階のスカイデッキからは東京湾が一望でき、景色を楽しみながら片道40程で東京湾の羽田沖に到着。

 

散骨スポットにて行われる海洋散骨の模擬体験では、水溶紙に包み遺骨に見立てた食塩と実際に使用される花びらを一人ずつ海へ撒きました。その後、2階のスカイデッキで黙祷をして、最後のお別れの時間を体験。潮風を感じながらの海洋散骨は非日常のような明るい雰囲気でした。

 

 

参加者の声

■40代女性

「景色がとっても素敵で旅気分になりました。散骨体験では大切な人を想いながら撒きました。お花とともに海に還る様子は胸が熱くなりました。海洋散骨は知ってはいましたが、体験することで明確なイメージが湧いてよかったです。帰ったら家族にこれからのことをちゃんと相談したいと思いました」

 

■80代女性

「自分のときは海洋散骨を選択してもらいたいと思ってツアーに初めて体験ツアーに参加しました。実際に体験することができて、どのようなものかよくわかりました。体験できて本当によかったです」

―16:45 帰港

―17:15 東京駅着

取材全体のレポート

最初は少し緊張気味の参加者様たちでしたが、見学をしながら少しずつ質問が増え、最後に体験された海洋散骨の船上では景色を見ながら会話を楽しむ笑顔が印象的でした。お話を伺うと、それぞれにお墓の悩みを抱えており、普段はできない会話がツアーのなかでは自然とできたようです。

 

ほかの人の意見を聞くことができるのもツアーの魅力のひとつです。実際に体験することで、もっと知りたい!ほかの場所も見てみたい!といった前向きな姿勢になれたそうです。元気なうちに明るい気持ちで終活することでよりよい方向に進むこともあるのではないでしょうか。