元気なうちに執り行う葬儀!? 「生前葬」を行うことによる意外なメリット~開催の流れや注意点も解説~

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株式会社ハウスボートクラブ
元気なうちに執り行う葬儀!? 「生前葬」を行うことによる意外なメリット~開催の流れや注意点も解説~
(※写真はイメージです/PIXTA)

本人が元気なうちに執り行う葬儀である「生前葬」。まだ社会的な認知度が低い生前葬ですが、開催にはどのようなメリットがあるのでしょうか? 本記事では、生前葬を行うメリットや開催の流れ、注意点などについて株式会社ハウスボートクラブの代表取締役社長・赤羽真聡氏が解説します。

生前葬を執り行ったあとは…

生前葬を執り行ったあと、本人はどのような生活を送ればよいのでしょうか。また、生前葬後に本人が亡くなった場合、改めて葬儀を執り行うべきでしょうか。

 

生前葬を行ったあとの生活は?年賀状は送ってもいいのか?

生前葬を執り行っても、本人も家族も以前と同様の生活を続けることには変わりありませんので、生活上特別な変化生じません。

 

生前葬の案内状を送ったものの、当日参会できなかった方に対しては、年賀状などでお別れ会の様子を伝えるのもひとつの方法です。なお、生前葬は本人の不幸に伴い執り行われるわけではありませんので、年賀状のやり取りは問題なく行えます。

 

生前葬を行ったあと、他界したときに葬儀はする?

生前葬を行った方が亡くなったあと、改めて葬儀を行うという場合がほとんどです。ただ、大勢の参列者を呼ばずに、近しい親族のみ集まって家族葬や密葬が執り行われる傾向があります。費用のかからない直葬、火葬のみを行う方法が取られることも多いです。

 

一方、仏教の檀家になっている場合は、慣習上、本人が亡くなったら改めて仏式による葬儀を執り行う必要があるケースもあります。その場合、葬儀費用も改めて発生するので注意が必要です。

 

生前葬を行ったあと、お墓や仏壇はどうする?

生前葬は終活の一部という意味合いも持ちます。生前葬をきっかけに自分の死後に関する関心を高め、お墓についてもきちんと決めておくのがよいでしょう。また、それを機会に自分の遺品整理を進めておくというのもひとつの方法です。

 

ただ、生前葬を行ったからといって、必ずお墓を用意しなければならない、どこかに引っ越さなければならない、といった慣習やルールはまったくありません。

感謝を伝える生前葬…認知度が低い現状での開催は注意も必要

生前葬は本人が存命中に執り行う葬儀です。生前葬には人生のなかでお世話になった方に生きているうちに感謝を伝えることができるという大きなメリットがあります。また、無宗教スタイルで自由な形式により執り行うことができるので、自分の希望に沿った葬儀を行いやすいです。

 

一方で、生前葬は社会的な認知度が低く、開催に当たってはご家族や周囲の方に理解を得られにくいという難点もあります。案内状を送る際は、生前葬の企画意図について本人が丁寧に説明する必要があるという点にも注意しましょう。