FXでは経験が少ないうちは「テクニック」が重要だと考える傾向が強いFXですが、実際のトレードでは「メンタル」のほうが重要になってくると、登録者数20万人超えのYouTuberで『日利1%FX 鉄壁の不動心トレード』(KADOKAWA)著者のNOBU塾氏はいいます。FXで失敗しやすい人の「日常のささいな行動」について、具体的な例を交えてみていきましょう。
「青信号を待てない人」はFXで失敗しやすいワケ【NOBU塾が解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

勝てるトレーダーは、日常でもメンタル状態が異なる

「日利1%」に届かなくてもいい

目標である日利1%を達成したら、その日のトレードは終わりです。今日は調子がいいとか、この後もっとチャンスがありそうだと思っても、それは正しいトレードを邪魔する欲望が顔を出している状態なので、無条件にアプリを閉じるか、PCをシャットダウンしましょう。

 

ただ、誰もが毎日この目標を達成できるわけではありません。日利1%は適正な目標の上限なので、もっと下げる分には0.8%でも0.5%でもOKです。下げるほど負荷が小さくなって目標を達成しやすくなるので問題ないと考えています。

 

トレードに必要な集中力や脳の体力には限界があり、疲労が重なるほど失敗につながりやすいので、日利1%に必要以上にこだわらず疲れたなと感じたら潔くトレードを終えましょう。

 

FXは「手法」よりも「メンタル」が重要

経験の少ない人は、FXは手法が重要だと考える傾向が強いのですが、経験を重ねるほどメンタルの重要性を認識するようになります。僕もFXの成績の8割以上はメンタルで決まると考えていますし、その重要性を説くトレーダーはとても多くいます。

 

メンタルのマネジメントは極めて重要ですが、取引しているときだけトレードにふさわしい精神状態を維持しようとしても、実際はかなり無理があります。大切なお金をリスクにさらすトレード中は感情を激しく揺さぶられたり、大きなストレスがかかったりする局面が多く、トレーダーのメンタルは過酷な精神的負荷にさらされます。

 

トレード中に比べれば、さほど大きな負荷がかからない普段の状態でもメンタルがブレまくっている人が、トレードの場面でだけ静寂な心理状態を保つなど到底無理な話です