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不動産クラウドファンディングが1万円から投資できる理由
不動産クラウドファンディングが1万円から投資できる理由は「多くの投資家から資金を募っているから」です。インターネットを通じて不特定多数の投資家が一つの物件に投資するため、一人あたりの投資金額が抑えられています。
たとえば、3,000万円の不動産に投資する際に、3,000人の投資家が集まれば一人あたりの投資金額は1万円に抑えられます。不動産クラウドファンディングの仕組みを活用することで、個人ではなかなか手が届かないような高額な不動産にも気軽に投資できるようになります。
多くの投資家から資金を募るメリット・デメリット
多くの投資家から資金を募ることで、1万円からの投資を実現できることがわかりました。しかし、この仕組みにはどのようなメリット・デメリットがあるのか気になる方も多いでしょう。
そこで本項では、多くの投資家から資金を募るメリット・デメリットを解説します。
■多くの投資家から資金を募るメリット
多くの投資家から資金を募ることのメリットは、実質利回りを高く保てることです。これは、不動産クラウドファンディングは物件を取得するときに借入をしないため、金融機関に支払う諸費用や利息がないことが理由です。
同じ収益を得る場合、コストを抑えるほど実質利回りは高くなるため、投資家へ還元される分配金の増加もが期待できます。
■多くの投資家から資金を募るデメリット
多くの投資家から資金を募るデメリットは「自由に現金化できない」という点です。冒頭でも述べたように、不動産クラウドファンディングは匿名組合型が主流です。匿名組合型の場合、投資家は不動産の所有権を持たず、出資金の運用は事業者が行います。対象不動産の運用期間が終了するまで、投資家は換金することができません。
不動産クラウドファンディングとほかの不動産投資との違い
前項までで、不動産クラウドファンディングが1万円で投資できる理由やメリット・デメリットをおわかりいただけたと思います。ただ、それでも不動産クラウドファンディングへの投資を迷っている方もいるでしょう。
そこで本項では、不動産クラウドファンディングへの理解を深めるため、「最低投資価格」に注目し、ほかの不動産投資との違いを解説します。それぞれの最低投資価格は【図表】の通りです。
■現物不動産との違い
現物不動産は1万円から始められる不動産クラウドファンディングと比べて、投資を始めるまでのハードルが高いと言えます。物件によって大きく異なりますが、現物不動産は投資を始めるのに数百万円〜数千万円の費用がかかるからです。
現物不動産を購入する際にはローンを組むのが一般的であり、自己資金以上の資産が手に入るメリットがあります。しかし近年ではフルローンを組むのが難しくなっているため、数百万円の自己資金が必要になると考えたほうがよいでしょう。
■REITとの違い
REITは数万円から始められますが、ボリュームゾーンは20~30万円ほどです。そのため始めるハードルは不動産クラウドファンディングのほうが低いと言えます。ただし、REITは銘柄によって「住宅とオフィスの複数棟に投資している」など、自然と分散投資できている場合も多いです。
それぞれの特徴を踏まえて、どちらに投資するか、あるいは両方に投資するかを判断するとよいでしょう。
■不動産小口化商品との違い
不動産小口化商品の投資を始めるには100万円程度の自己資金が必要です。初期でまとまった資金が必要になるため、不動産クラウドファンディングよりは始めるハードルが高いと言えます。
しかし、不動産小口化商品は不動産を「所有」できるため、自分の持ち分の範囲内であれば売却もできます。所有することにより災害や予期せぬ修繕などのリスクはあるものの、メリット・デメリットを加味したうえで、どの投資方法が自分に向いているか判断しましょう。
■ソーシャルレンディングとの違い
ソーシャルレンディングは、不動産クラウドファンディングと同様に1万円から投資できます。しかし、そもそも「投資の仕組み」に大きな違いがある点には注意が必要です。
ソーシャルレンディングは、ソーシャルレンディング会社(貸金業者)を通して、お金を必要としている企業に融資するサービスです。つまり「融資した金利が分配される」のがソーシャルレンディングで、「不動産から得た利益が分配される」のが不動産クラウドファンディングです。
この違いを把握したうえで、どちらに投資すべきかを判断しましょう。
まとめ
不動産クラウドファンディングは、インターネットを通じて多くの投資家から資金を募ることで1万円からの投資を可能にしています。少額から始められる不動産投資は不動産クラウドファンディング以外にも複数ありますが、それぞれの違いを理解して自分に合った投資手法を考えましょう。