国をあげて資産形成が促されている昨今。株式投資を始めたはいいもののなかなかうまくいかず、「自分は向いていないかもしれない」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。さまざまな職業と同様、「株式投資にも向いている人と向いていない人がいる」と、株式会社ソーシャルインベストメントの川合一啓氏はいいます。株式投資に向いている人にはどのような共通点があるのか、みていきましょう。
「株式投資」向いているのはどんな人?…投資のプロの回答 (※写真はイメージです/PIXTA)

ときには他者の声を「無視」することも必要

3.他者の声を無視して決断できる人

考え抜いた末の結論が他者とは違う場合に、それを無視して決断できるような人もまた、株式投資に向いているといえます。

 

周囲の皆が過小評価して安値になっている株を買い、皆が過大評価して高値になっている株を売ることで、投資家は利益を出すことができます。つまりある意味、「人と違ったことをする」ことが投資で稼ぐポイントでもあるわけです。

 

ですから、人に流されやすい人はいけません。みんなが買っているからと買い始め、みんなが売っているからと売り始めるのでは、遅いのです。それでは結局、損失を招いてしまいます。

 

他者の声にかかわらず、自らが新年をもって決断できる人ほど、大きな利益を手にすることができるでしょう。

 

3点に当てはまらなくても…「本当に向いている人」が持つ資質

以上、「株式投資に向いている人」として3点を挙げましたが、もし当てはまらなかったとしても、投資に対する情熱があれば悲観する必要はありません。

 

自分に欠けている点は「伸びしろ」だと捉えて、その能力を伸ばすように努めてみてはいかがでしょうか。それに比例して、気づいたら投資の成績が上がっているかもしれません。

 

あえて挙げませんでしたが、「株式投資に対する情熱がある人」こそ実は、もっとも「株式投資に向いている人」なのです。

 

 

株式会社ソーシャルインベストメント 取締役CTO

川合 一啓