資産運用をはじめようとしたとき、書籍やインターネット等を調べるとまずでてくるのが「長期・積立・分散投資をすれば、リスクを抑えながら安定した運用成績を出せる」という「投資の三大原則」でしょう。しかし、その三大原則にはそれぞれデメリットが存在すると、株式会社ソーシャルインベストメントの川合一啓氏はいいます。今回は「長期投資」のデメリットについてみていきましょう。
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個人投資家の強みは「自由」…ベストタイミングを狙え
機関投資家は「長期投資」になりがち
なお、機関投資家など大きな資金を運用している投資家は、短期投資が不利になりがちです。資金が大きいほど、買い集めるときに売り手がいなかったり、買値が上がっていったりする可能性が高まるからです。そのため、大きな資金を運用している投資家は必然的に、長期投資をする傾向があります。
一方、そうでない個人投資家は、売買の間隔を比較的自由に選ぶことができます。ですから、個人投資家はそのメリットを十分に生かすべきです。
長期投資のメリット・デメリット両方を考慮したうえで、利益が最大限になるタイミングで売買をすればよいのです。
株式会社ソーシャルインベストメント 取締役CTO
川合 一啓