今後も起こり得る相場の急変期
新型コロナウイルス流行の継続、戦争、政治的事件など、昨年起こった出来事をもともと予想できた人はいますでしょうか? おそらく、誰もこのような1年になると思わなかったはずです。このような未曾有の事件では、激しく動く相場環境がつきものです。
激動のチャートでは、大きく稼げた人、大きく損失を出してしまった人、取引せず傍観していた人など、トレーダーの運命を大きく左右することがあります。FXトレーダーとして、激動の相場環境ではどのように立ち振る舞っていけばいいのでしょうか。
不安定な相場環境で安定した利益を得るためには、まず自分自身における「安定」の定義をしっかりと考えるべきでしょう。今後も歴史に残るような大事件は必ず起こります。そのときに、今年の変動で学んだことを活かせるかどうか、プロトレーダーとしての素質が問われてくるでしょう。
そもそも「安定した利益」とはなにか?
トレードの世界では、ひとえに「安定した利益」といってもさまざまな安定があります。月に100pipsの利益を出すことが「安定した利益」と定義したとしても、そのプロセスはさまざまです。コツコツ10pipsを10回積み上げる人もいれば、何百回とトレードしてトータルで100pipsの利益に収まる人、たった1回のトレードで100pipsの利益を出す人もいます。安定した利益を出したいと願っていても、そのプロセスまでしっかり深堀りしなければ、虚しくも願いごとで終わってしまいます。
激動の相場環境でも安定した利益を出したい人は、まず、どのようなプロセスを踏むことで安定した利益に結びつくのかを深く考える必要があります。プロトレーダーが考える安定の定義を理解することで、相場環境に左右されない強いメンタルを育てることができるでしょう。