世帯年収1,000万円夫婦、子の中学受験を検討
額面年収1,000万円のご家庭で「娘の中学受験は可能でしょうか」とのご相談です。
小学4年生になった娘が中学受験塾に行きたいと言いだしました。どうやら仲のよいお友達が駅前の塾に通い始めたことが原因のようです。小学校3年生まで学童に通っていましたが、4年生から学童は利用できなくなり、近所のプリント学習をする教室に週2回通っています。
一家は6年前、下の子が2歳のときに東京都内の湾岸エリアに念願の分譲マンション3LDKを6,500万円で購入し、暮らしています。
相談者の家計状況
夫(41)妻(40)娘(10・小4)息子(8・小2)の4人家族。世帯年収は夫婦共稼ぎで1,000万円、手取り760万円。毎月の手取り収入は夫婦で50万円、夫は会社員で手取り月収38万円、妻は派遣社員で手取り月収12万円。ボーナスは夫のみ手取り年160万円。また夫の退職金は不明で、転職する可能性もあるとのこと。
6,500万円の分譲マンションは夫が35歳のときに、両親からの援助も含め、頭金1,000万円を用意し、5,500万円の35年住宅ローンを1.2%固定金利で組みました。住宅購入前のライフプラン表では「子供の教育費」は「高校から私立」でシミュレーションしており、今回「中学から私立」に変更が可能かを確認します。
現在の毎月の支出は総額45万円。住宅ローン15万円、マンション管理費と修繕積立金で3万円。基本生活支出は23万円、内訳は食費8万円、光熱費2.5万円、日用品1.5万円、通信費2万円、保険料2万円、理美容その他3万円、こづかい4万円です。
子供の教育費は習い事と学童で3万円、学校1万円。そのほかイベントや衣服の買い換え等で月2~3万円の追加出費となる月もあり、貯金がまったくできない月もあるようです。年間特別費は100万円程度、家具家電に20万円、帰省や旅行で30万円、固定資産税は14万円、そのほか35万円ほど。一方、年間貯蓄はボーナスから60万円、毎月の残金で40万円位、年間100万円の見込み、そして現在の預貯金は300万円程です。