感染防御は極めて困難…コロナ禍の陰で急増している子どもの「厄介な病」【専門医が解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

新型コロナウイルス第7波が猛威を振るうなか、子どもを中心に日本各地で「手足口病」が大流行していると、京都きづ川クリニック小児科医の米田真紀子氏はいいます。本記事では、そんな「手足口病」の詳しい症状と、コロナ禍において特に注意したいポイントについてみていきます。

集団免疫力低下でこの夏大流行…子どもの「手足口病」

手足口病は、未就学児のあいだで夏場に流行するいわゆる「夏かぜ」と呼ばれる感染症のなかの代表的なものです。「エンテロウイルス」や「コクサッキー」という種類のウイルス属が引き起こす感染症のひとつで、名前の通り、手や足や口に典型的な発疹が出ることから診断がつきます。

 

ここ2年は新型コロナウイルス感染症対策が功を奏していたのか、例年のような大規模な流行はみられませんでしたが、今年になって、集団免疫の力が低下し例年以上の流行をみせている地域もあります。

 

一般的によくみられる手足口病の症状としては、突然38度以上の高熱が出て、その少しあとから手足や口周り、喉に水疱を伴う直径5ミリ程度の発疹が増えてきます。熱は多くの場合1日程度で下がります。この時点で受診すればほぼ間違いなく手足口病と診断できますが、発熱してまもないときやまだ発疹がはっきり出てきていないときに受診しても、診断が難しい場合があります。

 

また、人によっては熱がないのに発疹だけが出る場合や、手足口の発疹はあまり目立たず、お尻周りや顔面などを中心に発疹が出たりする「亜型」もあります。

 

発疹が少ないケースでは、手足口病を疑ってしっかり診ないと、発疹自体に気づかないこともありえます。数年前に手足口病が大流行したときには、爪がぼろぼろになって脱落する症例も相次いで報告されました。

 

このように、ひとくちに手足口病といってもウイルスの型はさまざまで、その年によって症状の傾向が少し変わります。さらに人によっても現れる症状も変わることがあるので、その点は留意しておく必要があります。

 

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    京都きづ川病院/きづ川クリニック 小児科医

    日本小児科学会専門医/日本アレルギー学会専門医
    1981年生まれ。平成19年滋賀医科大学医学部卒。同年4月より滋賀医科大学付属病院にて初期研修の後、同大学小児科学教室入局。平成23年より済生会滋賀県病院勤務の後、平成27年より京都きづ川病院勤務。
    その間、3人の子供に恵まれ、育休・産休を取得しつつ、現在はその経験を生かして、患者とその家族の心に寄り添う診療を心がけている。一般診療から小児救急、新生児領域まで幅広い経験を有する。

    著者紹介

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