金融機関への「虚偽申告」は必ずバレる
金融機関とのやりとりは、基本的に営業マンの仕事なので、お客様が金融機関の担当者と直接話すことはほとんどありません。ただし、年収の7倍、8倍までローンを組むお客様に対しては、金融機関から直接ヒアリングの電話がくることもあります。その際も、聞かれたことに対しては、事実のまま正直に答えましょう。
また、クレジットカードの支払いを遅延したり、キャッシングの金額が多い人は、金融機関の審査ではじかれます。たとえ年収が1000万円、2000万円あっても、その3分の1以上キャッシングの残高がある人は、基本的にローンは組めないと思ったほうがいいでしょう。以前、私のお客様で年収が1700万円もあるのに、キャッシングで800万円も借りていてまったくローンが通らなかった方もいました。そういう方はまず借金を返し終わることが先決です。
金融機関は、クレジットカード、ローン、キャッシング等の契約内容、支払状況、残高、滞納履歴などのお金にまつわる個人情報を信用情報機関で調べることができます。これは、ローンなどの申し込み時にお客様に同意いただいた時点で可能になるので、それまでに嘘をついて隠していたこともすべて判明してしまいます。
虚偽申告が判明した時点で契約無効になることもありますから、最初から正々堂々とお金まわりの自分の個人情報は開示したほうが、お互い気持ちよく取引できるのです。
天田 浩平
株式会社エイマックス
代表取締役