読者の皆さんに家計簿とお財布の中身を公開していただく連載「私の家計簿」。今回登場していただくのは、通信系の会社で営業事務を担当している東真理さん(仮名/31歳・独身)。さっそくチェックしていきましょう!
31歳、貯金はたったの10万円…なぜ貯まらないの? (c)MR.SUWAT RITTIRON/Shutterstock.com

年収と、現在の貯蓄額を教えてください!

「新卒でアパレル企業に入社後、人材系、美容部員、そして現職の通信会社の営業事務へと3度の転職を経験。そのたびに少しずつお給料は上がって、今の年収は320万円です。貯蓄は10万円、本気でこれだけ……最近この企画を読んで、同世代がもっと貯めていることを知り焦っています」

家計簿を見せてください!

 

 

「実家暮らしなので本当はもっと貯金に回せるはずなのですが……なぜこんなに貯まらないのか。最近ようやく、家計簿アプリを使って収支を把握しようとしているところです」

 

そこで見えてきたのは、何気なく使っているファッション・美容代が思った以上に高いことと、少し貯まってもすぐに趣味の旅行などに使ってしまっていること。

 

「転職でお給料が上がるたび、つい気が大きくなって使う額も増えてしまっているんですよね。ムダを減らせば月10万円近く貯められるはずなのに」

お財布の中身を見せてください!

 

 

クレジットカードは持たない、手持ちの現金は少なめに……など、ムダ遣いを防ぐ工夫はできているよう。それなのに貯められないのはもったいない!

 

「35歳までには挽回できるよう、2019年は月8万ペースで貯めるのが目標です」

 

ファイナンシャルプランナーの花輪陽子先生によると、ファッション・美容や趣味、娯楽、交際費などいわゆる「ご褒美」的な支出は、実家暮らしなら手取りの30%、ひとり暮らしなら10~20%が目安だそう。東さんのように「なぜか貯まらない」と感じている人は、一度自分の支出を見直してみるとよさそうです。

 

※本記事は、『GINGER』2019年3月号より抜粋して再構成しました。