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仮想通貨(暗号資産)に興味はあるけれども、投資する資金がない、また仮想通貨への投資は怖いと思う人もいるはずです。
そこで本記事で紹介するのが、「仮想通貨の積立投資」。少ない金額から投資できるので、初心者でも始めやすいのが特徴です。
仮想通貨の積立を始めるにあたってのメリット・デメリットについても解説するので、参考にしてください。
1. 仮想通貨の積立投資とは?
仮想通貨の積立投資は、決まった日に決まった額の仮想通貨を購入し、コツコツ積み立てていく方法です。
この方法はあらかじめ決めた一定額を自動で投資してくれるため、リスク分散ができる・少額で始められるといったメリットがあります。
1.1. あらかじめ決めた一定額を自動で投資してくれる
仮想通貨の積立投資は、毎日・毎月など一定のタイミングで、決められた金額を自動で投資してくれます。そのため、自分でわざわざ購入する必要がないので手間が省けます。
価格の変動が激しい仮想通貨を一定のタイミングで買うドルコスト平均法を行うので、リスクを分散することが可能です。
仮想通貨に興味があるけど、いちいち買うのが面倒な方や、少額でコツコツ始めたい方におすすめの方法です。
2. 仮想通貨の積立シミュレーション
次に、主要な仮想通貨の積立シミュレーションについて解説します。
GMOコインのサイトでは、各仮想通貨の積立シミュレーションが行えます。ここでは、「ビットコイン」「ライトコイン」「イーサリアム」の積立シミュレーションをしました。条件は、投資額は月1万円、投資期間を2年間(2020年5月〜2022年5月)としました。
2.1. ビットコインの積立シミュレーション
ビットコインを2年間、毎月1万円積立した場合、元金24万円に対し最終的評価額は約32万6,699円と、約8万円の利益が出る結果となりました。
注目すべきは、最大30万円以上も利益が出ている月があることです。投資額の2倍以上の利益が出ているので、かなり成績はいいと言えます。
2.2. ライトコインの積立シミュレーション
ライトコインを毎月1万円、2年間積立した結果が上のグラフです。元金24万円に対し、最終評価額は19万435円になりました。
ライトコインの場合、約5万円ほど元本割れをする結果になっています。このように、対象銘柄・投資期間によっては元本割れをする可能性もあります。
2.3. イーサリアムの積立シミュレーション
イーサリアムを毎月1万円、2年間積立した結果が上のグラフです。元金24万円に対し、最終評価額が約60万円と35万円の利益となりました。
一番利益が多い月は、2021年10月の約110万円です。このように、投資銘柄や投資時期によって、利益が大きいときもあれば元本割れすることもあります。
3. 仮想通貨を積立投資するメリット
仮想通貨の積立投資には、メリットだけでなくデメリットがあります。まずは、メリットを解説します。
- 少額から投資が可能
- 24時間取引可能
- 手間が少ない
- 細かな設定で無理なく取引可能
それぞれ解説します。
3.1. 少額からの投資でリスクが軽減
仮想通貨の積立投資は少額から始められます。たとえば、国内取引所の「bitFlyer(ビットフライヤー)」は1円から、「GMOコイン」は500円から積立投資が可能です。
少額から始められるため、リスクも軽減できます。これから仮想通貨を勉強したい人、仮想通貨に興味はあるけど資金が少ない方は特に始めやすいです。
3.2. 土日も含め24時間取引可能
株式投資やFXは平日のみの取引ですが、ビットコインをはじめとした仮想通貨は、24時間365日取引が可能です。自分のライフスタイルに合った取引ができるのはメリットと言えます。
3.3. 設定だけで自動運用が可能で手間が少ない
仮想通貨の積立投資は、一度設定すると自動運用してくれるため、投資の際の手間が省けます。
株式投資の場合、投資をする際は情報収集やチャートの確認をする必要があります。一方、仮想通貨の積立の場合は、最初に設定をすればあとは勝手に運用してくれるのが、放っておいて大丈夫です。頻繁に価格をチェックする必要もありません。
そのため、初心者でも取り組みやすいです。
3.4. 自分のペースで無理なく取引ができる
仮想通貨の積立投資は、積立回数や積立金額を自分のペースで設定できます。そのため、無理なく投資をすることができます。
投資といえば、ある程度まとまった資金が必要だと思うかもしれませんが、積立投資なら少額から始められます。
4. 仮想通貨を積立投資するデメリット
仮想通貨の積立投資には、次のようなデメリットがあります。
- 短期間で一攫千金は難しい
- 資産が減るリスクがある
それぞれ解説します。
4.1. 短期的に大きな利益を得られるわけではない
投資で1億円以上稼いだ人のことを「億り人」と言うように、投資をすれば大きく利益が増えるイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実際はそんなに甘い世界ではありません。
なぜなら、仮想通貨の積立投資は価格変動を最小限にして、収益の安定供給を目的とするものが多いからです。
一攫千金を狙うにはハイリスク・ハイリターンの賭けに出なければならないため、大きな損失が出る可能性もあります。
4.2. 資産が減るリスクがある
仮想通貨の積立投資は、必ずしも資産が増えるとは限りません。先ほどのライトコインのグラフを見てわかるように、投資した時期や銘柄によっては、元本割れをする可能性もあります。
積立投資を始める前に、「損失が出る可能性がある」ということを理解しておきましょう。そして、リスクが最小限になるように、余剰資金で少額から始めることが大切です。
5. 仮想通貨の積立投資と一括投資との比較
仮想通貨の積立投資と一括投資とでは、どちらがいいとは一概には言えません。
積立投資の最大のメリットは、初心者でも取り組みやすい点です。一方で、短期間で大きな利益を得ることは期待できません。
それに対して、一括投資のメリットは、大きな利益を得る可能性があることです。一方で、大きな損失になる可能性もあります。
自分の投資経験や投資目的、予算などを踏まえて、どちらを選びましょう。
6. 仮想通貨の積立のおすすめ銘柄「ビットコイン」の手数料・コストは?
仮想通貨の取引には、手数料がかかるところがあります。ここでは、各取引所のビットコインの手数料を見ていきます。
6.1. 取引手数料が無料の取引所もある
仮想通貨を購入する際にかかる手数料が無料の取引所があります。GMOコイン、コインチェック、bitFlyer、SBI VCトレード、楽天ウォレットなどが該当します(ただし、bitFlyerとGMOコインは、販売所での取引のみ無料)。
取引手数料がかかるとその分コストが増えるので、仮想通貨の口座を開設する際は、取引所手数料もチェックしましょう。
主な取引所の手数料比較
取引手数料 |
販売所:無料 取引所: |
無料 |
販売所:無料 取引所:0.01~0.15% |
無料 | 無料 |
入金手数料 |
無料 |
0〜1,018円 |
0〜330円 |
無料 | 無料 |
出金手数料 |
無料 |
一律407円 |
220〜770円 |
0〜145円 |
300円 |
送金手数料 (BTC) |
無料 |
0.0005BTC |
0.0004BTC |
無料 |
0.001BTC |
6.2. スプレッドは取引所によって違う
スプレッドとは、「仮想通貨の売買で発生する価格差」のことをいいます。
このスプレッドは、取引所によって異なります。たとえば、2022年5月23日時点のGMOコインのスプレッドは、194,433円でした。一方、コインチェックでは238,100円でした。
取扱銘柄・販売所・取引所などによってもスプレッドは変わってきます。そのため、どこの仮想通貨取引所を利用するかをよく検討する必要があります。
7. 仮想通貨の積立で利益が出たら税金はどうなる?
仮想通貨は保有しているだけでは税金はかかりませんが、一定の条件を満たすと税金がかかる可能性があります。
税金がかかるのは、仮想通貨の売買などで20万円以上の利益(所得)が発生した場合です。仮想通貨で生じた利益に応じて所得税がかかります。
たとえば、1BTC=10万円のときに1BTCを10万円購入、1BTCが50万円のときに50万円のパソコンを購入したとします。
パソコンの購入金額50万円(1BTC)-ビットコインの取得価格10万円=40万円(課税所得)となります。
ちなみに、学生・主婦など扶養されている方の場合は、33万円以上の利益が出ると課税の対象になります。
7.1. 確定申告が必要な場合がある
仮想通貨の取引などで20万円以上の利益が出た場合、確定申告が必要になります。
また、仮想通貨の利益が20万円以下の場合でも、給与所得・退職所得以外の所得金額との合計が20万円以上の場合は、確定申告が必要になります。
8. 仮想通貨の積立は簡単!ビットコインの積立を行う方法
仮想通貨の積立方法は、次の3ステップです。
- 取引所の選定
- 購入代金の引き落とし口座の設定
- 積立内容の設定
ビットコインの積立方法の流れを見てみましょう。
8.1. 取引所の選定
まずは、取引所の選定をします。仮想通貨の口座開設が初めての方は、国内取引所がおすすめです。
国内取引所で積立ができる取引所には、
- GMOコイン
- Coincheck
- bitFlyer
- SBI VCトレード
- 楽天ウォレット
などがあります(詳細は9章で紹介)。
8.2. 購入代金の引き落とし口座の設定
次に、購入代金の引き落とし口座の設定をします。その際におすすめなのが、ネット銀行です。取引所指定のネット銀行を使うと、送金手数料が無料になるところがあります。
8.3. 積立内容を設定
最後に、「1回あたりの積立金額」や「積立頻度」などの積立内容を設定します。
取引所によっては積立金額を1円単位で設定でき、積立頻度は毎日・週1回・毎月2回・毎月1回など細かく設定できるところもあります。
9. 仮想通貨「ビットコイン」の積立投資の取引所はどこがいい?
積立投資ができるオススメの取引所を5社紹介します。
9.1. GMOコイン
GMOコインは、500円から500円単位で積立ができます。積立頻度は、毎日・毎月1回のどちらか。積立手数料は無料です。
9.2. Coincheck(コインチェック)
Coincheckは、月1万円から1,000円単位で積立ができます。積立頻度は、毎日または毎月1回のどちらか。口座振替手数料と積立手数料は無料です。
9.3. bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyerは、1円から1円単位で積立ができます。積立頻度は、毎日1回・毎週1回・毎月2回・毎月1回から柔軟に選べます。積立手数料は無料。
9.4. SBI VCトレード
SBI VCトレードは、500円から積立ができます。積立頻度は、毎日1回・毎週1回・毎月1回から選べます。積立手数料は無料。
9.5. 楽天ウォレット
楽天ウォレットの最大の特徴は、楽天ポイントを仮想通貨に交換することができること。楽天経済圏を利用している方は、お金をかけずに仮想通貨を手に入れることができます。
10. 仮想通貨の積立を紹介しているブログ
最後に、仮想通貨の積立内容を公開しているブログを紹介します。
まずは、ななさんが書いている『アラサー女子のための暗号資産ブログ』です。資産運用の結果を毎週更新しています。サイトがとても見やすく、週ごとに運用結果を更新しているので仮想通貨が初めての方におすすめです。
また、てってぃさんが書いている『未経験から1万円を稼ぐゼロからはじめるクリプト投資』もおすすめです。元々Webライターだったということで、文章が読みやすいです。
11. まとめ
仮想通貨の積立投資は少額から始められるので、リスクを最小限にすることができるのが最大の特徴です。
少額からコツコツと積み立てることができるので、今から仮想通貨を始めたい方に特におすすめです。資産形成の一つの手段として検討しましょう。