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ビットフライヤーはテレビCMも放映されているため、暗号資産(仮想通貨)取引所といえば真っ先に思い浮かぶという人も多いのではないでしょうか。
売買以外でビットコインをもらえるサービスもあり、口座を持っておくと様々な使い方ができます。
この記事では、初めて口座開設をする人でも迷わないように、順を追ってわかりやすく解説していきます。
1. ビットフライヤーの口座を開設する7つの手順(PC・スマホ共通)
ビットフライヤーの口座開設は、大きく分けて7つの手順で完了します。手順ごとに注意点を含めて解説します。
手順1:口座開設をするために必要なものを用意する
アカウント作成を始める前に、必要なものを準備しておきましょう。
ビットフライヤーでは、以下の書類を本人確認書類として利用できます。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
- 在留カード
本人確認の方法によって利用できる書類が異なりますが、運転免許証とマイナンバーカードについては、どの方法でも使えます。
次に、利用可能なメールアドレスを用意しましょう。アカウント作成後、ログインやビットフライヤーからの連絡を受け取る際にも利用します。
また上記以外に、ビットフライヤーから日本円を出金するための金融機関口座も用意しておきましょう。初めて日本円入金を行う際に出金口座の登録を求められるので、いざ入金をしようとしたときに慌てずに済みます。
手順2:公式サイトにアクセスしてアカウントを作成する
必要なものが揃ったら、アカウントの作成を始めましょう。
(1)メールアドレスを登録する
口座開設ページにメールアドレスを入力し、「無料で登録する」をクリックします。
(2)「キーワード」を入力する
登録したメールアドレス宛に「アカウント登録確認メール」が届きます。メールに記載されているキーワードをメール送信完了画面に入力してください。
(3)パスワードを設定する
ログインのためのパスワードを設定します。強力なパスワードにするため、以下の条件を満たす必要があります。
- 9文字以上、100 文字以下
- 「アルファベットの大文字」「アルファベットの小文字」「数字」「記号」のうち、いずれか2種類以上を含む
(4)規約等を確認する
利用規約等を確認して同意チェックを入れます。暗号資産取引のリスクや禁止事項など重要事項が書かれているので、必ず確認しましょう。
手順3:二段階認証をするための初期設定を登録する
セキュリティ強化のため、二段階認証を設定します。もしログイン用のメールアドレスとパスワードが盗まれても、二段階認証を設定しておけば不正なログインを防ぐことができます。
ビットフライヤーでは、以下の3つの方法で二段階認証を行うことができます。
- 携帯電話のSMSを使う
- 認証アプリを使う
- メールを使う
本項では、「SMSを使う方法」と「認証アプリを使う方法」について解説します。
1.3.1. SMSを使った二段階認証の設定方法
SMSを使った二段階認証の設定手順は、以下の通りです。
(1)電話番号を登録する
利用者本人が使っている携帯電話の電話番号を登録します。
(2)確認コードを入力する
SMSが届くので、記載されている確認コードを画面に入力して「二段階認証を設定する」ボタンをクリックします。
(3)二段階認証を行うタイミングを設定する
二段階認証が必要なタイミングを選択できます。
- ログインするとき
- 日本円を出金するとき
- 外部アドレスを登録するとき
- 暗号資産を外部に送金するとき、bitWireを利用するとき
ログイン時は二段階認証の設定は任意ですが、そのほかは設定が必須です。以上で二段階認証の設定は完了です。
1.3.2. 認証アプリを使った二段階認証の設定方法
認証アプリを使った二段階認証の設定手順です。
(1)認証アプリをインストールする
ビットフライヤーでは、以下の認証アプリに対応しています。
- Google Authenticator
- Authy
- Duo
暗号資産取引所ではGoogle Authenticatorに対応しているところが多いので、ほかにも取引所の口座を利用する場合はGoogle Authenticatorが便利です。
(2)QRコードを認証アプリで読み取る
画面に表示されているQRコードを認証アプリで読み込みます。読み込みが正常に完了すると、認証アプリにビットフライヤーのアカウントが連携されます。
(3)認証コードを入力する
認証アプリに表示されている認証コードを、ビットフライヤーの画面に入力して「認証する」ボタンをクリックします。認証コードには制限時間があるので、ご注意ください。
手順4:登録者の個人情報を登録する
続いて、利用者の個人情報を登録していきます。
(1)基本情報を登録する
氏名や住所など利用者の基本情報を登録します。本人確認書類と同じ内容を入力してください。不備や虚偽があると審査に時間がかかったり、場合によっては審査に落ちたりする可能性もあります。
(2)電話番号を登録する
二段階認証の設定でSMSを利用していない場合は、電話番号を登録します。
手順5:本人確認書類の提出を行う|方法は2種類
ビットフライヤーの本人確認方法は2種類あります。
- クイック本人確認
- 対面での本人確認
クイック本人確認なら、オンライン上で手続きが完結します。最短即日で口座開設が完了するので、その日のうちに暗号資産取引を行うことも可能です。
1.5.1.「クイック本人確認」で提出する方法
クイック本人確認では、指示に従って本人確認書類やセルフィ画像を撮影します。
(1)スマートフォンの操作へ移行する
スマートフォンで手続きをしている場合は、このステップは飛ばしてください。パソコンで口座開設の手続きを行っている場合は「ご本人確認資料のご提出」画面から「クイック本人確認」を選択してください。
(2)本人確認書類を撮影する
クイック本人確認で利用可能な本人確認書類は以下の3点です。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 在留カード(外国籍の方)
引っ越しなどで住所が変わっている場合は、必ず現在の情報が記載されたものを使ってください。撮影が完了したら本人確認書類の提出は終了です。
1.5.2.「対面での本人確認」で提出する方法
「対面での本人確認」では自宅に本人確認のためのレターが届きます。書類の受け渡しの際に提携配達業者が本人確認を行います。
(1)本人確認書類の種類を選択する
対面での本人確認では以下の書類が利用可能です。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
なお、2020年2月4日以降に発行されたパスポートは住所欄が記載されていないため、追加書類が必要です。
(2)レターを受け取る
レターを受け取る際に、配達員の方に選択した本人確認書類を提示します。登録内容と一致していることが確認されれば、レターを受け取ることができます。
手順6:取引目的に関する事項を登録する
取引目的等の情報を申告します。
- 年収や資産額
- 取引目的
- 投資経験の有無や年数
- 職業 など
無理な投資をするリスクがないかを判断する基準になりますが、クレジットカードの審査ほど厳しくはないようです。暗号資産は少額投資ができたり投資初心者が多かったりするので、投資経験の有無や収入額ですぐに審査を落とされる心配はありません。
虚偽の申告があると利用規約違反でアカウントを凍結されることもあるので、正直に入力しましょう。
手順7:本人確認完了はがきまたはメールの到着を待つ
すべての項目の入力が完了したら、ビットフライヤーの審査が完了するのを待ちましょう。
審査完了後、「本人確認完了」のハガキもしくはメールが届きます。そしたら、口座が利用できるようになります。
2. ビットフライヤーへの入金方法3つ
口座開設が完了したら、暗号資産を購入するための日本円を入金します。ビットフライヤーでは、以下の入金方法があります。
- 銀行振込
- インターネットバンキング
- コンビニ入金
それぞれのメリットと注意点を解説します。
2.1. 銀行振込:提携している銀行なら振込手数料が無料
ビットフライヤーが指定する銀行口座に、ATMや銀行窓口から振り込みを行う方法です。振込先は、以下のいずれかです。
- 三井住友銀行
- 住信SBIネット銀行
振込先口座番号等は、入出金メニューの「日本円ご入金」タブの「お客様用日本円振込先」から確認できます。銀行の営業時間が影響するため、夜間や休日などに手続きを行った場合、ビットフライヤーへの入金が翌営業日以降になる可能性があります。
また、誤った振込先に振込手続きを行った場合や、振込名義人がビットフライヤーの口座名義人と一致しない場合は入金が反映しません。
2.2. インターネットバンキング:すぐに入金が反映される
「インターネットバンキング」は銀行の営業時間に左右されることがないため、すぐ取引をしたいときに便利です。以下の金融機関が利用可能です。
- 住信SBIネット銀行
- イオン銀行
- その他の銀行(ペイジー経由で入金)
住信SBIネット銀行以外の金融機関を利用して入金した場合、入金額相当の資産について移動が制限されます。仮想通貨を購入することはできますが、以下の手続きやサービスの利用はできません。
- 日本円の出金
- 購入した仮想通貨の送付
- bitWire
- 「ビットコインをつかう」サービスの利用
- Pay
2.3. コンビニ入金:手数料が高くなるがどこでもできる
最寄りのコンビニで手軽に入金できるのが「コンビニ入金」です。ビットフライヤーでは、以下のコンビニに対応しています。
- ローソン
- ファミリーマート
- サークルKサンクス
- ミニストップ
- デイリーヤマザキ
- スリーエフ
- セイコーマート
入出金メニュー画面で利用するコンビニを選択し、入金額を入力します。手続きに必要なコードなどが表示されるので、コンビニの端末(Loppiなど)で手続きをします。
3. ビットフライヤーの口座開設に関する気になる疑問について回答
最後に、ビットフライヤーの口座開設に関する疑問に回答します。不安点を解消しておきましょう。
Q1:本人確認の審査はどのくらいの時間がかかる?
クイック本人確認を利用した場合は、最短即日で審査が完了します。入金などがスムーズに反映されれば、その日のうちに仮想通貨を取引することも可能です。
対面での本人確認ではレターが届くまで待たなければいけないので、3〜5日程度が目安となります。またレターを受け取っても、ビットフライヤー側が受領を確認できるまでは取引をすることができません。
Q2:銀行口座がうまく登録できないのはなぜ?
出金先として銀行口座を登録する際は、ビットフライヤーの登録情報をもとに銀行へ確認が行われています。
承認されない場合、詳細な理由はビットフライヤー側でも把握できません。銀行に問い合わせるか、別の銀行口座を登録しましょう。
Q3:未成年では口座開設できない?
未成年の人はビットフライヤーに口座を開設することはできません。満18歳以上の人のみ口座開設が可能です。
2022年4月の法改正で成人年齢が引き下げられたため、ビットフライヤーでも同年6月より口座開設が可能な年齢を満20歳から満18歳に変更しています。
なお証拠金取引は従来通り、満20歳未満の利用はできません。
Q4:法人でも口座開設できる?
法人でもビットフライヤーの口座を開設することは可能です。口座開設ができる法人は、以下の通りです。
- 株式会社
- 有限会社
- 合同会社
- 合資会社
- 社団法人
サークルなど法人格を有しない団体や、上記以外の法人は登録ができません。また登録にあたっては実質的支配者や法人情報などの登録のほか、登録情報を証明するため登記事項証明書や登記簿謄(抄)本の原本などの提出が必要になります。
Q5:対面での本人確認でレター到着時に受け取れなかったら?
不在で本人確認のレターを受け取ることができなかった場合、再送の手続きを行いましょう。一定期間は提携配達業者が保管しているので、期間内であれば受け取ることができます。
ただし、保管期限を過ぎるとレターがビットフライヤーへ返却されてしまい、再度手続きが必要になるので注意してください。
なお、レターは本人確認のために送付されるもののため、転送や営業所止めはできません。もし転居前の住所など現在は住んでいない場所に届けられた場合は、最新の住所で再登録が必要になります。
4. まとめ
ビットフライヤーでは、クイック本人確認を利用すると最短で即日に口座開設が可能です。複数の入金方法が用意されているため、登録内容に不備がなくスムーズに手続きが済めば、当日中に仮想通貨を購入することもできます。
またビットフライヤーは、仮想通貨を取引する以外にも、Tポイントとビットコインを交換できたり、サービスの利用でビットコインが貯まったりと様々な方法で仮想通貨への投資が可能です。
口座開設は無料なので、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。