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国内の仮想通貨取引所のなかでも利用者が多い「コインチェック(Coincheck)」。
初心者でも使いやすいと評判ですが、それでも初めて口座を作るときは不安なはずです。
この記事では、コインチェックの口座開設の手順を解説します。また、事前に必要なものも紹介するので、スムーズに手続きを進められます。
1. コインチェックの特徴を解説
まずは、コインチェックの特徴を紹介します。
コインチェックは初心者でも使いやすいように、シンプルな画面となっています。
また、iOSアプリの評価レビューでも4.2を獲得(2022年9月30日時点)。2022年8月に仮想通貨メディアが実施したアンケートでは、約4人に1人が「スマホアプリが最も使いやすいイメージがある取引所」としてコインチェックを挙げています。
2. コインチェックの口座開設の流れ
早速、コインチェックの口座開設を始めましょう。申し込みは、スマホからでもパソコンからでも可能です。
2.1. 口座開設に必要なものを準備する
スムーズに口座開設を進めるために、必要なものを用意しておきましょう。最低限必要となるものは次の2つ。
- メールアドレス
- 本人確認書類
メールアドレスはフリーメールでも構いませんが、必ず利用可能なメールアドレスを用意しましょう。
また、コインチェックでは以下の書類を本人確認書類として利用できます。
- 運転免許証/運転経歴証明書
- パスポート
- 個人番号カード/住民基本台帳カード
- (外国籍の方)在留カード/特別永住者証明書
2.2. 公式サイトでメールアドレスを登録してアカウントを作成する
まずは公式サイトでメールアドレスを登録します。スマートフォンアプリを利用する場合は、ホーム画面の「新規登録」タブから登録してください。
登録が完了すると、確認用のメールが届きます。届かない場合は、ゴミ箱フォルダなどに振り分けられている可能性があるので確認しましょう。それでも見つからない場合は、入力したメールアドレスが間違っている可能性があります。再度メールアドレスを登録してください。
2.3. 受信したメールからアカウントにログインする
メールに記載されているURLをクリックして、アカウントにログインしてください。URLには有効期限があるので、もし有効期限が切れてしまった場合はメールアドレス登録からやり直しましょう。
なお、コインチェックには「取引アカウント」「決済アカウント」「貸仮想通貨アカウント」があります。今回は「取引アカウント」でログインしてください。
2.4.「本人確認をする」ボタンを押す
ログイン後「本人確認をする」ボタンが表示されるので、クリックして進んでください。
もし手続きを中断した場合や誤って画面を閉じてしまった場合でも、この画面から再開することができます。
2.5. 各種重要事項を確認のうえ「同意する」を押す
仮想通貨取引に関するリスクや、コインチェックを利用する際の禁止事項などが記載されています。
違反した場合はアカウントが停止されることもあるので、必ず確認してください。
2.6. 電話番号認証を行う
電話番号認証を行います。電話番号を登録するとSMSが届くので、SMSに記載されている認証番号を画面に入力してください。
もし数分待ってもSMSが届かない場合は、入力した電話番号を間違えている可能性があります。もう一度電話番号を入力しましょう。
また「その番号はすでに登録されています」と表示された場合、すでにコインチェックのアカウントを保有しています。いったんログアウトし、心当たりのあるメールアドレスでログインし直してください。
2.7. 本人情報の入力を行う
利用者の氏名や住所を入力します。集合住宅に住んでいる場合は、部屋番号も省略せずに記載してください。
氏名や住所は本人確認書類と同じ内容を記載しましょう。なお本人確認書類が現在の情報と異なる場合は、その書類は使えません。最新の情報が記載された書類を用意してください。
なお、取引目的や取引経験の有無によって口座開設審査に落ちることはほぼありません。逆に、ウソの情報での登録が発覚した場合はアカウントを停止されることもあるので、正直に入力しましょう。
2.8. 本人確認書類の提出はスマホとPCの場合でやり方が異なる
コインチェックでは、本人確認書類の提出方法が2つ用意されています。
- スマホの場合:かんたん本人確認
- パソコンの場合:郵送ハガキによる本人確認
「かんたん本人確認」なら郵送ハガキを待つ必要がなく、最短で即日口座開設が可能です。
また「郵送ハガキによる本人確認」では提出書類が2種類必要ですが、「かんたん本人確認」では1種類あれば手続きができます。
2.8.1. スマホの場合の「かんたん本人確認」の流れ
画面の指示に従って本人確認書類等を撮影するだけで手続きが完了します。なお、かんたん本人確認ではセルフィ撮影があります。
(1)本人確認書類を撮影する
本人確認書類を単体で撮影します。ぼやけや光の反射などで文字が読み取れない場合はエラーになるので、ピントを合わせて撮影してください。
なお、有効期限が切れた書類や、氏名や住所が現在の情報と異なる書類は使えません。
(2)セルフィ画像と動画を撮影する
画面のガイドに従って顔を動かします。動きが早すぎたり、ガイドと著しく大きさが異なったりする場合はエラーになるので、画面を見ながら撮影しましょう。
カメラの性能や撮影場所の光量等などによっては、撮影がうまくいかない場合があります。そのような場合は、「郵送ハガキによる本人確認」を利用しましょう。
2.8.2. PCの場合の「郵送ハガキによる本人確認」の流れ
パソコンから手続きを行う場合は、「郵送ハガキによる本人確認」となります。
なお、スマートフォンから手続きをしていても、以下のような場合に利用できます。
- 「かんたん本人確認」で利用できる本人確認書類がない
- 「かんたん本人確認」でエラーが出る
(1)必要書類の画像をアップロードする
本人確認書類と追加書類の画像を提出します。追加書類では以下の書類が利用可能です。
- 住民票
- 社会保険証/国民健康保険証
- 公共料金領収書/公共料金口座振替通知書
- 印鑑登録証明書/納税証明書/社会保険料領収書
追加書類は現住所が記載された本人のものに限ります。なお、本人確認書類に現住所の記載がない場合は、さらにもう1種類の追加書類(合計3種類)が必要です。
(2)セルフィを撮影する
アップロードした本人確認書類を手に持って、自分の顔が一緒に写るように撮影します。
(3)ハガキを受け取る
審査が終わると自宅にハガキが送られてきます。ハガキを受け取れば口座開設完了です。
3. コインチェックで取引するときにかかる手数料はいくら?
継続して取引を行う場合だけでなく、日本円の入金や出金でも手数料がかかります。いつ、どのくらい必要なのかを理解して、できるだけ手数料を抑えられるようにしましょう。
3.1. 日本円入金時にかかる手数料は入金方法で異なる
コインチェックへの入金方法には以下の3種類があり、入金方法によって手数料が異なります。
- 振込入金
- コンビニ入金※
- クイック入金※
※ 2022年9月30日時点で、「コンビニ入金」と「クイック入金」は利用を停止しています。
入金金額によっても手数料が変わるので、事前に確認しておきましょう。
3.1.1. 直接銀行から入金する「銀行振込」
銀行振込は、ATMやインターネットバンキングを利用して、自分の金融機関口座から入金する方法です。
コインチェックに支払う手数料はありませんが、振込元金融機関に支払う所定の振込手数料は利用者負担です。
コインチェックへの振込先は以下の3つの金融機関口座から選べるので、できるだけ手数料の安い金融機関から入金することをおすすめします。
- 楽天銀行
- GMOあおぞらネット銀行
- 住信SBIネット銀行
3.1.2. コンビニを利用して入金する「コンビニ入金」
コンビニ入金は、コンビニの専用端末を利用して入金する方法です。
入金額 |
手数料 |
3万円未満 |
770円 |
3万円以上30万円未満 |
1,018円 |
コンビニ入金では、入金額から手数料が差し引かれます。たとえば10,000円をコインチェックに入金したい場合は、手数料を加えた10,770円で入金手続きをする必要があります。
3.1.3. ネット銀行からいつでも入金できる「クイック入金」
クイック入金は、ネット銀行の「ペイジー(Pay-easy)決済」を利用した入金方法です。銀行の営業時間にかかわらず、24時間365日入金ができます。手数料は、以下の通り。
入金額 |
手数料 |
3万円未満 |
770円 |
3万円以上30万円未満 |
1,018円 |
50万円以上 |
入金金額×0.11%+495円 |
クイック入金でも、入金額から手数料が差し引かれます。そのため、入金したい額に手数料を加えた金額で手続きをしましょう。
3.2. 日本円出金時の手数料は一律同じ
出金手数料は、金額にかかわらず一律で407円です。
なお、出金は利用者本人の口座のみ利用可能です。もし別人の銀行口座や誤った口座番号を出金先として登録した場合は出金ができず、別途「組み戻し手数料」が発生します。
3.3. 仮想通貨にかかるいろいろな種類の手数料
仮想通貨取引の際には、前述した入金手数料以外にも次のような手数料がかかります。
3.3.1. 入金手数料
入金手数料は、日本円を入金するときと仮想通貨を別の取引所などから送金(預入)するときにかかる手数料です。ただし、仮想通貨の入金に関しては「手数料無料」としている取引所がほとんどです。
3.3.2. 送金・出金手数料
日本円を出金する際の手数料が「出金手数料」、仮想通貨を外部に送金する際の手数料が「送金手数料」です。
出金手数料は無料としている取引所もありますが、おおむね300〜700円としているところが多いです。ちなみに、送金手数料は仮想通貨の種類によって異なります。
3.3.3. 売買手数料
売買手数料は、仮想通貨を売買するたびにかかる手数料で、取引形式や仮想通貨の種類によって異なります。
販売所形式では無料が一般的ですが、取引所形式ではおおむね0.01%〜0.1%に設定されているところが多いです。
3.3.4. スプレッド
「スプレッド」は販売所形式で発生するもので、買値と売値の差のことです。実質的な取引コストとなるため、「見えない手数料」とも呼ばれます。
4. コインチェックの口座開設に関するよくある質問
最後に、コインチェックの口座開設における疑問に回答します。申し込む前に、不安な点は解消しておきましょう。
Q1. 本人確認の審査にかかる時間はどれくらい?
「かんたん本人確認」を使うと最短即日で本人確認の審査が完了し、口座開設ができます。本人確認専用のシステムを使っているため、申し込みが急増しても審査の遅延は起こりにくいです。
「ハガキによる本人確認」を使った場合は口座開設完了まで最短2日とされています。ただし、申し込み数によっては審査に3日以上の時間がかかる場合があります。また、ハガキを本人が受け取るまで口座開設が完了しないので、不在などでハガキを受け取れない場合はさらに日数が必要です。
Q2.「スマホでかんたん本人確認」には危険性はないの?
コインチェックの「かんたん本人確認」は、犯罪収益移転防止法(犯収法)に定める基準をクリアしています。
また、このような本人確認のサービスを導入する際には、仮想通貨取引所自体のセキュリティ体制の面でも審査が行われます。コインチェックの運営企業は上場企業のマネックスグループ株式会社であるため、社内体制としてもリスク管理体制が整備されています。
厳しい審査をクリアしたうえで利用されているので、それほど心配する必要はないでしょう。
Q3. 口座開設は未成年でもできる?
未成年は口座開設ができません。満18歳以上の方に限り、口座開設を行えます。
2022年4月の法改正により、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられました。これに伴い、コインチェックでは同年7月から満18歳以上の口座開設が可能となっています。
Q4. 口座開設で審査に落ちることはある?
口座開設審査に落ちてしまった場合、以下のような理由が考えられます。
- 詐欺など不正な目的の利用と判断
- 本人確認書類に偽造の疑い
- 暴力団、テロ組織などの関係者
- 仮想通貨の開発者や他社取引所の役員等
上記のようなケースで口座開設を許してしまうと、コインチェック側も違法行為になる可能性があります。そのため、疑いがあるだけでも審査に落ちる場合があります。
そのほか、コインチェック側がなんらかの理由で口座開設できないと判断した場合も審査に通りません。
5. まとめ
本記事では、コインチェックの口座開設の手順や手数料などを解説しました。
コインチェックは初心者でも使いやすく、口座開設も次に何をすればいいのか画面上で指示してくれるのでわかりやすいです。
順調に進めば数分で手続きが完了するので、確認しながら着実に申し込み、取引を始める準備をしましょう。